アーノルドクラシック 2020 in コロンバス オハイオの直前に,ビッグラミーは新たにコーチと契約を結んだと公開しました.
そのコーチこそ,Chad Nichollsです (Chad Nichollsは意外と知っている人は多いのではないでしょうか.).
今回は,この情報について皆さんとシェアしたいと思います!
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ビッグラミー,Chad Nichollsと契約の情報
今回の情報源は以下のインスタグラムの投稿によるものです.
今回のビッグラミーのコンテストの仕上がりが,なんとなく,コンディション重視でなかったのも彼の新たなコーチがChad Nichollsであるということを知ると妙に納得できます.
Chad Nichollsとは
Chad Nichollsは,数多くいるコーチの中でも,非常に有名と考えられているコーチの一人であります.
彼が有名たる理由としては,ミスターオリンピアを最多タイの8度獲得したRonnie Coleman (ロニーコールマン)のコーチだったためです.ロニーコールマンの他にコーチングを行っていた選手としては,Flex Wheeler (フレックスウィーラー),Victor Martinez (ビクターマルティネス),Nasser El Sonbaty,Dallas Mccarver (ダラスマッカーバー)と錚々たる面々が並んでいます.
そのため,Chad Nichollsは,コンテストでの勝ち方を熟知した”The Contest Gulu”と考えられています.
ちなみにですが,ロニーコールマンやフレックスウィーラーと同じく90年代後半に活躍したショーンレイとChad Nichollsはびっくりするほど仲が悪い様ですね,.
ビッグラミーに危惧されること
今回,私が危惧していることは,「ビッグラミーが命を落とさないか」ということです.
これは冗談ではなく,過去にChad Nichollsと仕事をしてきた選手の中には,「命を落としている選手」,「腎臓になんらかの問題が生じた選手」が他のコーチと比較して多いためです.実際に,Nasser El Sonbatyは2013年に47歳という若さで亡くなっており,Don Youngbloodも2005年で51歳という若さで亡くなっており,ダラスマッカーバーも2017年に26歳という若さ亡くなっております.また,Tom Prince (トムプリンス),フレックスウィーラーは腎臓の移植手術を余儀なくされています.
また,どうやら,ロニーコールマンも競技者だったときに,オリンピアの直前に危うくバスタブの中で死にそうになった経験がある様ですね.
以上の問題は,Chad Nichollsの”栄養プラン”に問題があると唱えている人が多いですね.特に,前述したショーンレイは,Chad Nichollsの”栄養プラン”は,ステロイドの過多摂取が常態化しており,これにより健康を疎外しているという様に述べています (ただ,ショーンレイの批判の中には,結局はそんなステロイドで巨大化したロニーコールマンに勝つことができなかったということに起因するバイアスもかかっているとは思われますが….).
以上を考慮すると,確かに, Chad Nichollsはトップコーチであることには変わりないですが,正直言うと,本当に大丈夫なのか心配になりますね.また,「サイズを重視する」というビッグラミーのストロングポイントとChad Nichollsのコーチングはマッチしそうですが,それが果たして今日のジャッジングに合致するのかどうか,疑問が残ります.
終わりに…
ダラスマッカーバーの件もあり,インターネット上ではすこぶる評判の悪いChad Nichollsであり,確かに前例を考えるとビッグラミーが心配ですよね….