遺伝的勝者, Andrew JackedがIFBBプロに

Andrew Jacked IFBBプロ

ボディビルディング界隈で桁違いに遺伝的に優れているという選手として有名なのがAndrew Jackedであり,彼は,IFBBエリートプロです.

そんな彼ですが,IFBBエリートプロになった直後に,以降,IEBBエリートプロのコンテストに出場しないことを宣言し,本格的にIFBBプロになることを目指すと宣言しました.

そんな彼が,宣言通り,IFBBプロになったようなので,皆さんとシェアしたいと思います.

Andrew Jackedとは

Andrew Jackedについて,インターネット上で調べてもなかなか情報が出てきません.彼がそもそも有名になったのは,パワーリフターとして世界的に非常に有名になったLarry Wheelsの影響が非常に強いと思われます.

 

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Larry Wheelsは,24歳で重量挙げで2つの世界記録を樹立したことで名を馳せました.彼は,体重が275lbs ( = 約125kg)で合計2275lbs (=1032 kg)のローギア記録(610lbs (277 kg)のベンチプレス、810lbs (=367 kg)のスクワット、855lbs (=388 kg)のデッドリフト)を記録しました

そんな,Larry Wheelsのトレーニングパートナーとして有名になったのが今回紹介したAndrew Jackedになります.彼は,身長が約188 cmで体重が約121 kg (随分前のデータなので,実際には異なる可能性が高そうです)になります (アメリカの標準的な身長から考えると普通かもしれませんが,ボディビルダーとして考えると非常に大柄です・).

 

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調べたところによると,彼は2007年からボディメイキングをしている様です.ただ,その一方で,彼はコンテストに出場したことがないという非常に変わった経歴も持っています (この情報が少し錯綜していて,恐らく,あっていると思います.).

そんなコンテストに出場したことがない彼なのですが,2020年にコンテストに出場することを名言してトレーニングを続けていました.当時の彼ですが,上半身が非常に良いということで少し話題になっていたのですが,下半身には実際にどうなのかという議論がなされており,当時はそこまで気に止める様な選手ではありませんでした.

そんなAndrew Jackedですが,新型コロナウイルスの影響で2020年のコンテストに出場することができず,2021年のコンテストに目標を決めてコンテスト準備を続けている様です.その一環で彼が行った投稿が衝撃的でした.

 

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コンディションもサイズも抜群ですね.

この肉体がコンテスト経験がほぼ0の選手のものとは到底思えません….彼はどうやらナイジェリアにルーツを持っている選手の様であり,各部位が丸々と発達した筋肉は,やはり,黒人選手特有の素晴らしさですよね.

彼のインスタグラムを見てみると分かりますが,高重量をしっかりとコントロールしており,非常にトレーニングが丁寧であることが分かります.だからこそ,ここまで,身体が発達するのでしょう.

ここで,彼のサイズはもちろん素晴らしいのですが,特筆すべきは,やはりウエストラインの細さになります.

ポージングからして,クラシックフィジークに焦点を当てていることが想像することができますが,ここまでウエストが細いと,クラシックフィジークでも十分活躍できるポテンシャルが十分にあると思われます (私個人の意見としては,ぜひ,ボディビルディングで見たいですが….).

2020年に懸念されていた脚のサイズ不足というのも全く感じられず,まさに完璧なパッケージと形容することが可能です.

Andrew Jacked,IFBBプロに

Andrew JackedがIFBBプロになったという情報ですが,以下のインスタグラムの投稿によります.

 

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この投稿からは明確に宣言されていませんが,どうやら,アーノルドクラシックアマチュア 2022 in コロンバスオハイオのボディビルディングのオーバーオールで優勝しIFBBプロカードと取得したようです.

今回の投稿は,左に写っているのがFlex Wheelerであり,右に写っているのがGeorge Farrahです.Andrew Jackedが,アーノルドクラシックに向けて,Flex Wheelerに助言をもらいながらトレーニングを続けていたことは知っていたのですが,まさか,George Farrahも招聘していたとは驚きです.恐らく,Flex Wheelerがトレーニング,ポージングを監修し,George Farrahがサプリメントを監修していると思われるのですが,この2人がバックについているということから分かる通り,彼は非常に有望株ということなのでしょう.

今回の投稿から考えて,2022年シーズンのいずれかのIFBBプロのコンテストに出場するような雰囲気があるので今から非常に楽しみですよね.

終わりに…

Andrew Jackedの実力からすれば,アーノルドアマチュアのオーバーオールで優勝することは不思議ではないですが,やはり,トレーニングの本場アメリカのボディビルディングのレベルは相当に高いです.

あのNick Walkerでさえ,IFBBプロカードを取得するのに,すんなりとはいかなかったことから,とんでもないレベルであることが伺えますが,これを考えると,やはりプロクオリファイが開催される国で大きなレベルの差があることを実感し,これはかなり難しい問題であると感じました.

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