Leroy Walker,226 lbsストリクトカールで優勝!

Leroy Walker ストリクトカール

アーノルドクラシックは,ボディビルディング競技ばかりフォーカスされがちですが,実は,その他にも多くの競技が行われており,その中の一つにストリクトカールがありました.

今回は,アーノルドクラシック 2022で行われたストリクトカールにて,Leroy Walkerが226 lbs (=約103 kg)で優勝したため,それを皆さんとシェアしたいと思います!

おさらい:ストリクトカールとは

おさらいですが,ストリクトEZバーカールという競技には,以下の様なルールがあります.

  • Your upper back and butt must stay in contact with the wall on the way up and on the way down. Taking a wider stance slightly decreases the chance of your butt moving off.
  • The heels have to be 12 inches from the wall or less.
  • Your head, upper arms, and wrists can move as much as you want.

背中上部と尻は,EZバーを上げ下げしている間,壁に接触している必要がある.広めのスタンスをとると,尻が離れる可能性が減少する.

かかとと壁の距離は12インチ以内である必要がある.

頭,上腕,手首は自由に動かせる.

Leroy Walker,226 lbsストリクトカールの成功

Leroy Walkerが226 lbsストリクトカールの成功した情報ですが,以下のインスタグラムにで伺い知ることができます.

 

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Leroy Walker(@lwthemachine)がシェアした投稿

今回,彼が実施したストリクトカールについての動画はなく,彼の投稿から226 lbsに成功したことが伺い知れます.

アーノルドクラシック 2022 in USAにおいて,Leroy Walkerと競っていた選手がWyatt Lozanoという選手がおり,彼は以下のような投稿をしています.

恐らくですが,Leroy Walkerが226 lbsで成功していたため,それを破るためにWyatt Lozanoが227 lbsでストリクトカールを実施しましたが,惜しくも失敗してしまったということになるのでしょう.

ただ,今回のWyatt Lozanoの投稿で気になるのが以下の点になります.

1st lift 200 Heaviest opener for a tested strict curler ever

2nd lift Heaviest tested strict curl ever 210

3rd lift shooting my shot at 227.

1回目は,”tested”ストリクトカール界で,初めて200 lbsを持ち上げた

2回目は,”tested”ストリクトカール界で最重量となる210 lbsを持ち上げた

3回目は,227 lbsに挑戦した.

このtestedというのが,いわゆる,ナチュラルか,そうではないかを意味しているのかは断定することができませんが,そうなると,このストリクトカールという競技自体が,ナチュラルの選手とそうではない選手が混在しているということになり,それは,正直に言って,公平性が保たれているのか疑問に感じてしまいました.

ただ,それでも自己記録から11 kg軽い

今回,優勝したLeroy Walkerは,226 lbsというとんでもない記録を出しましたが,実際は,彼の自己記録である250 lbs (=114 kg)よりもかなり軽い重量になります.

先出したインスタグラムの投稿では,「いつも世界記録を達成できるわけではない」ということが述べられており,実際,250 lbsを達成したコンテストと比較して今回のコンテストはアーノルドクラシックという大舞台だったため,記録がいまいちだった可能性はあります.

それでも,自己記録から11 kgも軽い重量で優勝してしまったということを考えると,Leroy Walkerはストリクトカールというカテゴリーにおいては少し頭の抜けた存在なのかもしれませんね.

終わりに…

ジムでもチーティングをして100 kg程度のバーベルカールをしている人はたまにいますが,チーティングなしで100 kg以上を扱うというのは,我々からすると少し考えられませんね.

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