ブランドンカリーのドリアンイェーツに対する大人の対応

2019年のミスターオリンピアのチャンピオンである,ブランドンカリーに対して,90年代ならば6位に入れないと酷評していたドリアンイェーツですが,そんな彼に対してブランドンが返答をした様です.

今回は,その詳細について皆さんに公開します.

ブランドンカリーのドリアンイェーツに対する反応の動画

ブランドンカリーのドリアンイェーツに対する反応の動画はこちらになります.

ブランドンカリーの返答は以下の通りです.

  • ドリアンイェーツは,あくまでインタビュアーの質問に対して,シンプルに答えただけ
  • もし,私の今回の勝利によって彼が成し遂げたことと比較をすると,それはそうかもしれない
  • 意見は”単なる意見”でしかない
  • 私は,今からでも彼の様な身体になれる

確かにと納得するものが多いですね.

ドリアンイェーツは,あくまでインタビュアーの質問に対して,シンプルに答えただけ

一点目に関して,確かに,ドリアンイェーツは正直に答えただけであって,ブランドンを否定する気はないのかもしれません (ドリアンイェーツの性格からして,どうしても不躾な返答になってしまったのではとも考えられます.).

もし,私の今回の勝利によって彼が成し遂げたことと比較をすると,それはそうかもしれない

二点目に関して,ドリアンイェーツは,確かに,過去に6度のミスターオリンピアを勝ち取った偉大なチャンピオンであり,過去に数多の選手がいますが,その記録を抜いたのは,リーヘイ二ー (8回),ロニーコールマン (8回),アーノルドシュワルツネッガー (7回),フィルヒース (7回)しかいません.そう考えると,ドリアンイェーツがオリンピアチャンピオンを批評する気持ちもわからなくもありません

意見は”単なる意見”でしかない

三点目に関して,確かにそうだなと思います.意見するのと,実際にやるのでは全く違いますしね (案に,ジャッジで求めていることが違うということを言いたかったのではないでしょうか.).

私は,今からでも彼の様な身体になれる

四点目に関して,特にサプリメント,トレーニング機器は90年代と比べ物にならないくらい,進歩しているため,サイズ重視の身体を作れと言われれば作れると言うことでしょう.

これらあの回答見ていると,批判をしたドリアンイェーツを非難でするのではなく,むしろ彼を擁護しながらも,自身の意見を述べていますね.まさしく,大人の対応ですね.彼の発言から確固たる自信を持っていることがうかがい知ることができます.

カイグリーンもブランドンカリーと比較を行っています

この動画で,後半で述べていますが,カイグリーンも9年前の自身とブランドンカリーとの比較をしていますね.

9年前と言えば,カイグリーンがまだ,フィルヒースとコンテストで激しく争っていた時期でもあり,まさしく,カイグリーンの全盛期とも言える時代です (今も度々,ソーシャルメディア上に自身の身体を掲載しており,確かにすごいのですが,コンテストに出場していた頃,および他のトップ選手と比べると,やはり疑問符が付くんですよね.).

 

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むしろ,現在はボディビルダーというよりは,エンターテイナーみたいな感じですよね.

その時の写真を掲載することによって,「今回のチャンピオン ( = ブランドンカリー)よりも自分の方が優れたポテンシャルがある」ということを言おうとしていると思うのですが,その様なことをするのならば,「なぜオリンピアに出場しないのか」疑問に残るところです.

9年前の写真を掘り起こして,自分の方が優れていると豪語するのではなく,今年のオリンピアでステージ上に立ってそれを証明して欲しいところでした (毎年の様に,オリンピアのスペシャルインバイトを受け取っているという話を聞いており,今回は一昨年までの覇者であったフィルヒースが出場しないことが早くから分かっていたはずであるため,チャンピオンを奪取する機会としては最適だったはずです.).

なんにせよ,同じステージに立っていない以上,ドリアンイェーツにもカイグリーンにも今年のチャンピオンを否定する権利はないのかなと考えています (そもそも,今年のチャンピオンに意見をつけるということは,間接的にヘッドジャッジである,Steve Weinbergerのジャッジを否定することになりますよね.).

終わりに…

今年のオリンピアのオープンクラスは,例年と比較して競技者に有望選手が少なかったことから,チャンピオンとなったブランドンカリーは周りから色々と言われていますね.

そんな周りを黙らせるためには,フレックスルイス,ビッグラミー,フィルヒース,ショーンローデン等が出場の可能性があるためラインナップがかなり豪華になると思われる来年のオリンピアで再び優勝するしかありませんね.ブランドンカリーには,ぜひ,2連覇を目指して頑張って欲しいところです.

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