オリンピア 2020はクリスバムステッド に最も厳しい戦いになる

オリンピア 2019のクラシックフィジークのチャンピオンであるChris Bumstead (クリスバムステッド)は,毎年,彼の最大のライバルであるBreon Ansleyと熾烈な戦いをしており,個人的にはオリンピア 2020はクリスバムステッドにとって非常に難しいコンテストになると予想します.

今回は,クリスバムステッドの近況アップデートを皆さんとシェアしたいと思います.

クリスバムステッドのオリンピア 2020,4週間前の仕上がり

クリスバムステッドのオリンピア 2020,4週間前の仕上がりですが,以下になります.

 

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彼ですが,今回,インスタグラムで述べているのは,彼が髭を剃った経緯についてです (彼のyoutubeやインスタグラムを頻繁に確認している方なら分かるかと思いますが,彼は基本的には髭をはやしており,今回のインスタグラムの投稿を見る限りでは一種の験担ぎの様な感じで髭を剃るのでしょう.)

今回の彼のインスタグラムの投稿で行っているのは,彼が最も得意とされているフロントポーズになりますね.

クリスバムステッドの弱点

クリスバムステッドの弱点については,やはり,上腕二頭筋と背中と言われています.

上腕二頭筋

上腕二頭筋に関しては,Breon Ansleyがはじめとして指摘しておりますが,この一年で改善の兆しは見られると感じています.

 

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決して小さくはないのですが,Breon Ansleyと比較すると上腕二頭筋のピークが劣っていることが分かるかと思います.

 

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背中 

クリスバムステッドの背中に言われることは,凹凸感が少ないという点になります.ただ,これに関しても,オリンピア 2020に向けて相当に準備していると言われ,改善していると思います.

 

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ここまで,下背部までしっかりと見れるというのは,相当に上背部や大円筋が発達している証拠になります.実際に,2019年からのインスタグラムを見てみると,彼がバックポーズをとっている投稿というのは驚くべきことに,ほとんどないため,今回インスタグラムにそれを投稿しているというのことは,かなり自身のある仕上がりなのでしょう.

ただ,元々背中が強いと言われているBreon Ansleyと比較すると,どうでしょうか.

 

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同じポーズではないため,なんとも言えないですが,個人的にはこの状態でクリスバムステッドと同様のポージングをしたならば,明らかにBreon Ansleyの方が優っているのではと感じます.

クリスバムステッドの強み

クリスバムステッドの強みについては,いくつか挙げられますが,やはりクラシカルな肉体になると思います.

 

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現役選手の中で彼のバキュームポーズに勝てる選手は,私個人の意見としては存在せず.それでいてプロポーションも優れており,絵に書いた様なクラシックフィジークの選手です.

ただ,この強みを消すべく,Breon Ansleyもバキュームポーズを練習しており,実際にその効果が表れています.

 

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今まで,バキュームポーズで差別化を図ってきたクリスバムステッドですが,Breon Ansleyがバキュームポーズを習得したことにより,クリスバムステッドの「クラシカルな肉体である」という長所が薄れつつあります (ただ,それ以外の点でもプロポーションを考えるとクリスバムステッドの方がクラシカルな肉体ではありますが….).

終わりに…

以上を勘案すると,クリスバムステッドの弱点と言われている部分はBreon Ansleyが優っていますし,クリスバムステッドを差別化しているバキュムポーズを取れるという長所もBreon Ansleyが肉薄していますから,オリンピア 2020はクリスバムステッドにとって最も難しい戦いになると思います.

ただ,Breon Ansleyはどちらかというと,やはりボディビルディング向きの仕上がりであるため,問題は,ジャッジがクラシックフィジークという競技の中でそれをどの様に判断するかだと思われますね.

2020/02/15追記:

オリンピア 2020のクラシックフィジークの結果は以下になります.クラシックフィジークは,前評判を覆して,クリスバムステッドの圧勝でした.とにかくコンディションが素晴らしい上に,懸念されたバルク不足もなく,クラシカルでまさに完璧なクラシックフィジークの肉体でした.

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