フレックスルイス,オリンピア 2020欠場原因の詳細

フレックスルイスはオリンピア 2020に出場のためのSpecial Invitationsを受け取っていましたが,10週間前に無念の欠場を余儀なくされました.

今回の記事では,彼がオリンピア 2020を欠場する理由の詳細について皆さんとシェアしたいと思います.

フレックスルイス,オリンピア 2020欠場の原因について語った動画

フレックスルイスがオリンピア 2020に欠場する理由については,彼が以下の動画で述べています.

今回の動画の作成元は,フレックスルイスのyoutubeチャンネルになります.

今回,オリンピア欠場になった怪我としては,以前お伝えした通り肩の怪我になっております.

フレックスルイスの肩の怪我について

今回の動画では,大きく分けると彼の怪我の原因,その経緯,怪我の経過,治療方法について述べています.

肩の怪我の経緯

フレックスルイスの肩の怪我の経緯ですが,遡ると彼のスポーツのキャリアの問題であることが述べられています.

フレックスルイスは,ボディビルディングを行う前は陸上競技,体操,ラグビーを行っており,どれも大変に身体に負担がかかる競技となっています.それらの競技の後にボディビルディングを行っており,彼のボディビルディングキャリア全体で,騙し騙し痛みを隠していた様ですが,今回はついにそれに耐えきれなくなってしまった様です.

肩の怪我の経過

フレックスルイスの肩の怪我の経過ですが,どうやら,耐えきれない痛みになったのは6ヶ月前位,すなわち2020年4月位になる様です.

どれほど凄まじい痛みだったかと言うと,毎日の睡眠が2-3時間程度になってしまうほどであり,非常に悩ましい問題だった様です.この肩の問題に対して,フレックスルイスはコルチゾン注射というコルチゾールを注射する治療によってかなり良くなったことが述べられています.ただ,コルチゾン注射は,非常に副作用が大きい治療法であり,問題を根本的に解決している訳ではないため,コルチゾン注射によって高重量のトレーニングを行える様になったのと同時に,問題がいつ再発するかわからないジレンマに陥っていたことが伺えます.

肩の怪我の治療方法

フレックスルイスの肩の怪我について,その治療には手術を選択せず,幹細胞治療を行うことを明らかにしています.

幹細胞治療を用いたリハビリは,最新式の治療であり,ボディビルディング界に目を向けるとロニーコールマンが最近,この手法を用いて治療を始めたという実績がある様です.それに加えて,リープリーストが自身の首の治療のために幹細胞治療を行うということを意図して,資金集めを行っている様です.

フレックスルイスのオリンピア 2020欠場は吉と出るか

フレックスルイスがオリンピア 2020の欠場を宣言すると共に,今回の動画ではオリンピア 2021を念頭に準備を行うことが宣言されています.

すなわち,オリンピア 2021までは一年以上あるのですが,リハビリの期間を考えると十分な期間とは言えないと思えます.恐らく,それも考慮しての幹細胞治療だと思うのですが,幹細胞治療で今回のフレックスルイスの抱えている問題を解決できるのかについては少々疑問が残ります.

また,彼が今回,手術を選ばなかった理由としてが,手術をした選手の多くは手術直後の年に大きく成績を落とすことも起因していると思われます.例えば,フィルヒースがショーンローデンに敗れた2018年は,準備期間に入る前に腰の手術を行っていますし,同年にメンズフィジークでブランドンヘンドリクソンに敗れたジェレミーブエンディアも準備期間に入る前に腕の手術を行っています.手術をすると,どうしても手術部位に負担をかけないために,トレーニングの強度が下がってしまうため,この様な問題が発生するのかもしれません.

今回,彼は肩の治療を行う際に,疲れが溜まっている,肘,膝もクリーンアップすることを述べており,オリンピア 2021では100%のパッケージのフレックスルイスを披露したい旨を述べていますね.

以上より,幹細胞治療がうまく行けば,今回の欠場は吉と出ると思われますが,もし治療がうまくいかなかった場合が非常に怖いですね.

終わりに…

フレックスルイスの今回の怪我は,彼のスポーツ歴の中でも特にラグビーが大きな影響を与えているのではないかと個人的には考えていました.ラグビーは皆さんの知っての通り,非常に激しい接触競技であると共に,フレックスルイスの母国であるウェールズは世界屈指のラグビー強豪国ですから,練習も非常に厳しいものがあったのかもしれません.

幹細胞治療は手術と比較して,実績の少ない治療法ではありますが,身体にメスを入れないというメリットもありますから,ぜひとも治療はうまくいって欲しいと思っております.

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