REDCON1のCEOが答える,海外サプリメントのあれこれ

私を含めて,海外のサプリメント好きな方には大変面白いと思う動画を見つけました.

今回は,REDCON1のCEOであるAaron Singermanが海外のサプリメントのトレンドや,なぜ,食料品店でサプリメント会社の製品を販売しないのかということについて解説した動画を皆さんとシェアしたいと思います!

REDCON1のCEO Aaron Singermanへのインタビュー動画

REDCON1のCEO Aaron Singermanへのインタビュー動画ですが以下になります.

今回の動画の作成元は,Generation Ironになります.

REDCON1のCEOが考える海外サプリメントのあれこれ

今回の動画で語られていることですが,おおまかには以下の3点になります.

  • 現在のサプリメントの潮流
  • 一般的な食料品店でサプリメント会社の製品が販売しにくい理由
  • 機能食品の販売の困難さ

現在のサプリメントの潮流

まず,現在のサプリメントの潮流ですが,利便性が非常に重要であることが述べられています.

これは何を意味しているかというと,サプリメントと言われて皆さんの多くが考えるのが,「粉を溶かして水を入れてシェイクする」という一連の工程ですが,現在のトレンドではそれすら時間の無駄であり,「既にプロテインシェイク,BCAAドリンク,プレワークアウトドリンクとして完成している」という製品が人気の様です

実際に,REDCON1の製品を見てみると,REDCON1の代表的な商品であるTOTAL WARもドリンクとして販売されていますし,OPTIMUMは自社のBCAAを,SCIVATIONはエクステンドをドリンクとして販売していることは記憶に新しいです.

その一方で,「含有成分で違いを作るのは難しくなっている」ということも述べられています.

これは,実際に多くのサプリメントを摂取してみると分かりますが,基本的にサプリメント毎に各社で成分が大きく異なっているということも少なくなっており,だからこそ,利益を上げるためには味が重要になってきているのではと感じています.

一般的な食料品店でサプリメント会社の製品が販売しにくい理由

次に,一般的な食料品店でサプリメント会社の製品が販売しにくい理由として,いくつか理由が挙げられていますが,まとめると,客層が異なるからということになります.

前提条件として,アメリカはサプリメント大国である一方で,アメリカの大手スーパーであるウォルマートやトレーダージョーズに行っても,サプリメントはもちろんのこと,サプリメント会社が販売している本格的なプロテインクッキーなどを見かけることはほとんどありません

サプリメント会社が大手スーパーに商品を卸さない理由としては,サプリメント会社がターゲットとして捉えている層とスーパーの客層にギャップがあるためです.

サプリメント会社は,あくまでもボディビルディング向けての製品を販売しており,パッケージも,ブランドとフレーバーを合わせた味になるため,購買意欲を唆られる色合いというようりは,どうしてもマッドでシックな色合いになるケースが多い様です.

翻って,食料品店ですが,基本的に買い物に来るのが多いのは世の奥様方であるため,奥様方は,彼,彼女らの趣向からその様な「マッドでシック」なプロテインバー,プロテインクッキーを購入することがほとんどなく,だからこそ,サプリメント会社は大手スーパーにあまり製品を卸さない様です.

機能食品の販売の困難さ

最後に,機能食品を販売することが困難であることが述べられています.

今回の動画では,機能食品として,プロテインアイスクリームが挙げられていますが,プロテインアイスクリームは,保存性が悪いこと,保存のために冷蔵庫が必要であること,在庫管理が難しいことが挙げられており,販売するのにコストが嵩むことが述べられています.

一方で,一般的なサプリメントの場合,新規でのサプリメント販売への参入は実はそこまで難しくないということが述べられており,その理由としては,一般的なサプリメントならば特殊な保存施設が必要とならないためです (ただ,これは比較的気候が安定しているアメリカならではでしょう.亜熱帯や熱帯地方ではそこまで簡単にはいかないと思います.).

終わりに…

今回のインタビューでは,アメリカの大手サプリメント販売店であるGNCが破産したことにも触れられており,GNCの様な対面式の販売店が潰れているからこそ,消費者に直接商品を訴求することがより重要になってきているということが述べられています.

これについて,確かに,サプリメントの対面式の販売店はインターネットで購入するよりも値引きが良くないケースが多く,この様なことも,オンラインでのサプリメント販売が主流になっている要因の一つなのかなと感じました.

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