オリンピア 2019にて,”最も過小評価された男”であるPatrick Moore(パトリックムーア)は,飛躍が期待された2020年のシーズンにいくつかコンテストに出場しましたが,成績が奮いませんでした.
その問題として,彼が絶対的にサイズが足りないことについて言及しており,これにより,彼はサイズアップを図るために,1年間のオフシーズンを取ることを宣言していました.
その後,パトリックムーアはどうなっているのでしょうか.
今回は,パトリックムーアのオフシーズンの増量の進捗具合について皆さんとシェアしたいと思います!
パトリックムーアの増量の進捗具合
パトリックムーアの増量の進捗具合ですが,以下の様な投稿がインスタグラムにあります.
まずは,バックのラットスプレッドになります.
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この写真ではパトリックムーアがサイズアップしているのかどうか判断することが難しいです.というよりも,この写真だけでは,彼のVテーパーが素晴らしいことしか分かりません (ここまで,Vテーパーがしっかりしていると,オープンクラスの選手というよりはクラシックフィジークの選手なのではと考えてしまいます.).
次は,バックのダブルバイセップスになります.
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この写真を見ると,先ほどの写真とはかなり印象が異なります.先出した写真では,パトリックムーアの元来の持ち味であるVテーパーがはっきりと分かる写真だったのですが,今回の写真では,とにかく「分厚い」印象を受けます (パトリックムーアが特に指摘されていたのが背中の薄さですから,そこに重点的に取り組んでいるということだと思います.).これが,恐らく,彼の増量の効果であることは間違いありません (私が個人的にびっくりしたのが,ポーズを変えるだけで,ウエスト周りの見え方が全く異なるという点です.ラットスプレッドではウエストの細さが目立ったわけですが,ダブルバイセップスでは,むしろウエストの太さ,背中の厚みが非常に印象的です.).
比較のために,ニューヨークプロ 2020の1日前の写真を以下に掲載します.
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この写真は,バックのダブルバイセップスになるのですが,やはりコンテスト直前になるとコンディションがとんでもないことが分かるかと思います.今回着眼したいサイズに関してですが,やはりコンテスト直前と比較すると,かなり分厚みがあるなという印象です (ただ,コンテスト直前との比較になりますので,そこまで参考になりません.).
また,ニューヨークプロ 2020から約2ヶ月前の写真を以下に掲載します.
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この写真は,ニューヨークプロから約10週前と考えると,ダイエットがすでに始まっていると考えられますが,先出した写真よりはオフシーズンに近い写真になります.両者を比較すると,今回のパトリックムーアは,恐らく仕上がり度外視でサイズアップしていることが分かるかと思います.現状のパトリックムーアは,背中のセパレーションがはっきりしなくなるほどサイズアップしていることが分かり,彼が1年間オフシーズンを取ると宣言した中で,かなり順調に増量が進んでいることが分かります.
今回は,背中のポージングしかなかったのですが,他の部位の進捗具合も気になるところです.
終わりに…
今回,数あるポージングの中で,パトリックムーアがバックポーズを選定した理由としては,彼が2020年シーズンのコンテストの中で,多くの人に背中の厚みが足りないということを言及されたためであると考えられます.
今回の彼の投稿を見る限りでは,しっかりとその弱点に対して取り組むと同時に,彼のウエストの細さも大きく崩れていないというわけですから,非常に素晴らしいと思います.
オリンピア 2020の結果を見れば分かる通り,オリンピアのジャッジの潮流がサイズ重視へと移行しつつあるわけですから,パトリックムーアがコンテストに復帰した際に活躍するためには,やはりサイズアップは必要不可欠であると思います.
それと同時に,やはり彼の長所はウエストの細さであるため,そこはサイズアップしても残して欲しいところであります.