フィルヒースはオリンピア 2021に出場するのか?

フィルヒース オリンピア 2021 出場可能性

Ree Haney (リーヘイニー),Ronnie Coleman (ロニーコールマン)に並ぶミスターオリンピアの8度目の栄冠を狙ったPhil Heath (フィルヒース)は,オリンピア 2021でまさかの3位に終わりました.

フィルヒースがオリンピア 2021に出場しないと見るメディアもいましたが,フィルヒース自身がその問題について述べている投稿を見つけました.

今回は,フィルヒースのオリンピア 2021の出場可能性について皆さんとシェアしたいと思います.

フィルヒースが自身の近況について言及

フィルヒースが自身の近況について言及したものですが,彼の以下のTwitterの投稿になります.

今回,彼が何を言っているのかというと,日本語に直すと以下の様になります.

 = 私は,長い間,これほど良く見え,そして手応えを感じることはありませんでした.身体は,2回のヘルニア手術の及び2020年からの torn MCL (= 内側側副靱帯断裂)の後に,ようやく反応し始めています.私が考えるのは勝利だけであり,このプロセスを楽しんでします.

フィルヒースがヘルニアに悩まされていたというのは非常に有名な話であり,2018年シーズン前にヘルニアの手術を行っています.今回の投稿では,”二回のヘルニア手術”と述べているのですが,調べた限りでは,2018年のヘルニアの手術で2箇所のヘルニアを治療した様ですね.

このヘルニアというのが,フィルヒースのバブルガットに大きく起因していると考えられ,実際に,このヘルニアの手術後に出場したオリンピア  2018ではShawn Rhoden (ショーンローデン)にフィルヒースは敗れています.

私が知らなかったのが,フィルヒースが内側側副靱帯断裂を経験していたということです.ただ,この問題を考える上で非常に参考になるのが,オリンピアのヘッドジャッジであるSteve Weinberger (スティーブワインバーガー)のオリンピア 2020のフィルヒースに対する評価であり,彼はフィルヒースの良くなかったことの一つに「脚のサイズがなかった」ことを指摘しています.私は,単純に何らかの調整ミスだったのかと考えていたのですが,まさか,内側側副靱帯断裂を引き起こしていたとは驚きでした.

フィルヒースのオリンピア 2021の出場可能性は

今回のフィルヒースのtwitterの投稿を見る限りでは,彼がオリンピア  2021に出場する可能性は比較的高いのではないかと予想されます.

この理由ですが,まず,今回の彼のtwitterでは,彼の怪我の回復が芳しいという旨が述べられていることにあります.怪我をしており,状態が悪かった2020年もオリンピアに出場していたことを考えると,状態の良い2021年は彼が出場する期待が膨らみます

次に,フィルヒースは,残念なことに,インスタグラムをはじめとするSNS上で自身の状態をアップデートすることが非常に少ないのですが,2021年に入ってから,例年と比較して,自身の近況を比較的頻繁に (それでも少ないですが….)アップデートしているような気がしていることにあります (ただ,やはり,彼の得意部位である上腕二頭筋のトレーニングが多いですが….).このアクションは,前述した怪我からの回復が芳しいということを示していると考えられ,そうなると,オリンピア 2021で彼を見ることができる可能性が高い気がしますね.

終わりに…

オリンピア 2020で敗れたビッグラミーの状態を考えると,フィルヒースを以ってしても,相当な仕上がりでないと勝てないと考えられ,「ビッグラミーに勝利する」という前提で考えると,怪我が完治した状態のフィルヒースというのが必須な気がします.

ただ,怪我が完治して,ほぼ完全な状態のフィルヒースがビッグラミーや他の選手に敗れるということがあると想定すると,今度こそ,フィルヒースは競技から引退してしまうのではないかと考えてしまいます.

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