Texas Pro (テキサスプロ) 2023が行われ,オープンクラスボディビルディングではAndrew Jackedが優勝しました.
今回は,テキサスプロ 2023のオープンクラスボディビルディングの結果を皆さんとシェアしたいと思います!
テキサスプロ 2023 オープンクラスボディビルディングの結果
テキサスプロ 2023のオープンクラスボディビルディングの結果ですが,以下の通りです.
- 1位:Andrew Jacked
- 2位:Hunter Labrada
- 3位:Carlos Thomas Jr.
- 4位:Lewis Breed
- 5位:Jordan Hutchinson
それでは詳細な結果を見ていきましょう.
1位:Andrew Jacked
優勝は,Andrew Jackedでした.
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Andrew Jackedですが,非常に素晴らしい仕上がりでした.
Andrew Jackedは,身長が非常に高い選手で,筋肉のサイズ感,コンディショニング,シンメトリーが非常に優れた選手です.今回のコンテストでもそれは健在であり,フロントポーズは圧巻の強さでした.ただ,それでも,全く課題がないわけではなく,バックポーズは比較的課題があるように感じ,背中の凹凸感や尻ハムのコンディショニングは「もう一歩」という感じであるように感じました.
2位だったHunter Labradaとはかなりの接戦であり,人によってはHunter Labradaの方が良いとジャッジする人もいると思います.その中で,Andrew JackedとHunter Labradaに差が付いた理由を考えると,おそらくミッドセクションではないかと思います.両者ともに,ミッドセクションはコントロールされてはいましたが,Hunter Labradaがミッドセクションが肥大化しているのに対して,Andrew Jackedはウエストが細いままでした.このため,Andrew Jackedの方がよりリーンのような感じがし,今回の差につながったのではないかと思います.
2位:Hunter Labrada
2位は,Hunter Labradaでした.
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Hunter Labradaも非常に良かったです.
Hunter Labradaは,Tampa Pro(タンパプロ) 2023でもそうでしたが,2023年は大幅に身体を改善しており,テキサスプロ 2023でも彼は非常に素晴らしかったです.特に,コンディションについては,トップ3の中でも間違いなく彼が最も優れており,人によっては彼が優勝とジャッジしていてもまったくおかしくないと思いました.
ただ,Andrew Jackedと比較するとミッドセクションの肥大がかなり気になりました.ポージングをしている中では,ミッドセクションはかなりコントロールされているのですが,ポージングの間でミッドセクションがかなり出てしまっているのは気になりました.これは,サイズをつけていることの弊害だと考えられますが,ストラクチャーが優れたLee Labradaの息子であることを考えると,ミッドセクションもしっかりとコントロールして欲しいですね.
3位:Carlos Thomas Jr.
3位は,Carlos Thomas Jr.でした.
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Carlos Thomas Jr.ですが,デビュー戦とは思えない素晴らしさでした.
Carlos Thomas Jr.は,コンテスト前から非常に注目を浴びていた選手ですが,IFBBプロリーグでも十分に戦えるサイズ感でした.コンディショニングに関しては,改善する点が多々ありますが,背中を縦に走る脊柱起立筋,しっかりと発達した大腿四頭筋など,プロデビューしたての選手とは思えませんでした.
今回,上位2選手だったAndrew JackedとHunter Labradaは,ミスターオリンピアに出場してもトップ5を狙える選手であるため,彼らと比較するとまだ差がありましたが,それでもここからコンディショニングを整えれば非常に面白い選手になりそうです.
終わりに…
今回の優勝でAndrew Jackedはミスターオリンピア 2023の出場を決めましたが,タンパプロ 2023でHunter Labradaもミスターオリンピア 2023の出場を決めているため,両者はミスターオリンピア 2023でぶつかります.
今回はかなりの接戦だったため,ミスターオリンピア 2023でどのような結果になるか非常に気になりますね.