メンズフィジーク,遂に,体重制限を導入へ

近年,選手のサイズアップが顕著であるメンズフィジークですが,遂に,2024年度のコンテストから体重制限を導入することが決定した様です.

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.

メンズフィジークで体重制限を導入するという情報

今回,メンズフィジークで体重制限を導入すると発表したのは,IFBB プロリーグのVice-PresidentであるTyler Manionです.その動画ですが,以下です.

動画の作成元は,NPCNewsOnlineです.

動画の長さは11:08です.

メンズフィジークではオリンピア 2023の後から体重制限の実施

まず,Tyler Manionは,体重制限の実施がオリンピア 2023の後から実施することを明言しています.

The reason for this video is because we want to give a heads up to all of our athletes and our coaches that after the Olympia this year, we will be instituting heights and weight limits for our Men’s Physique pros, not amateurs, just the pros. This will go into effect for the first show after the Olympia this year.

このビデオを作った理由は,今年のオリンピアの後,メンズフィジークプロの身長と体重の制限をアマチュアではなく,プロだけに設けることをすべての選手とコーチに警告したいからです.これは,オリンピア 2023の後,最初のショーから実施されます.

メンズフィジークという競技を知っている方ならよく知っていると思いますが,アマチュアのコンテストでは,基本的に,メンズフィジークは身長別にカテゴリが分かれています.一方で,現状,身長だけが制限あるだけで体重の制限はありません.これが,2024年度のオリンピアのクオリファイとなるためのコンテストから採用され,それがアマチュアリーグにも適用されるということです.

メンズフィジークで体重制限が実施される理由

今回,メンズフィジークで体重制限が実施される理由として,以下のように述べています.

Why would we do this? We’ve had great success with our heights and weights in Classic Physique so far, we want to make sure our Men’s Physique athletes are not getting too big. This is very important because that’s almost like the go-to saying for a lot of people online that just see the pictures of the shows, really not seeing them in person, but seeing the pictures of the shows and saying a lot of the Men’s Physique athletes are getting too big.

なぜこんなことをするのでしょうか?これまでクラシックフィジークでは,身長と体重で大きな成功を収めてきたので,メンズフィジーク選手が大きくなりすぎないようにしたいのです.これはとても重要なことです.なぜなら,ネット上でショーの写真を見て,実際には見ていないけれど,ショーの写真を見て多くのメンズフィジーク選手が大きくなりすぎていると言っている人たちが,ほとんどそう言っているからです.

ここで述べられているように,メンズフィジークの「1つ上のカテゴリ」であるクラシックフィジークでは,身長に対して厳格な体重制限が決められています.その一方で,クラシックフィジークよりも「サイズを重視しない」とされているメンズフィジークでは体重制限がないのは,いわば「捻れた状態」になっていたと言えます.

以上から,メンズフィジークでは,クラシックフィジークよりもサイズが小さいことが理想とされており,メンズフィジークの体重制限はクラシックフィジークのそれよりも厳しいものになる様です.

終わりに…

メンズフィジークで体重制限を設けた場合の懸念点として,ジャッジがそれをどのように判断するのかは気になるところです.現状のジャッジでは,メンズフィジークは必ずしもサイズがある選手が優勝しているわけではありませんが,身長とサイズのバランスを見た時に,現状のジャッジ基準をそのまま適用できるのかは興味深いところだと思います.

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