ドリアンイェーツ曰く,ウェイトトレーニングはシェイプアップに最適

ミスターオリンピアを6連覇したDorian Yates (ドリアンイェーツ)は,ヘビーデューティ法に代表される様に,非常にヘビーなトレーニングをすることで有名でしたが,そんな彼はシェイプアップのためにはウェイトトレーニングが最適である旨について述べています.

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!

ドリアンイェーツがウェイトトレーニングのダイエット効果について述べた動画

ドリアンイェーツがウェイトトレーニングのダイエット効果について述べた動画ですが,以下になります.

動画の作成元は,Dorian Yates Nutritionのyoutubeチャンネルになります.

ウェイトトレーニングは,基本的には筋肉をつけるエクササイズであり,筋肉は脂肪の燃焼に作用します.その一方で,有酸素運動は,直接脂肪の燃焼に作用するエクササイズです.このため,「ダイエット=有酸素運動」という考え方が広く受け入れられていますが,ドリアンイェーツはその様に考えていない様です.

ドリアンイェーツ曰く,「ウェイトトレーニングこそダイエットに最適」

今回の動画でドリアンイェーツが述べているのは以下のことです.

“The muscle mass that you build while you are weight training requires fuel, requires energy even if you’re not working out, you’re just sitting there. So the question is, your net gain from doing weight training versus doing, let’s say, steady-state cardio – with weight training will be higher.

Because if you have more muscle mass, that requires more energy – like having a bigger engine in your car, you’re gonna require more fuel. So, in fact, weight training ultimately will help lose fat more effectively than cardiovascular exercise.”

ウェイトトレーニングで鍛えた筋肉は,たとえトレーニングをしていなくても座っているだけで燃料やエネルギーを必要とします.つまり,ウェイトトレーニングを行うのと,例えば定常的な有酸素運動を行うのとではウェイトトレーニングを行った方が正味の利益は大きくなるということです.

筋肉量が増えれば,より多くのエネルギーが必要になります.車のエンジンが大きくなればより多くの燃料が必要になるのと同じです.ですから,実際には,有酸素運動よりもウエイトトレーニングの方が最終的にはより効果的に脂肪を落とすことができるのです.

つまり,ドリアンイェーツは,運動という側面においてダイエットで優先的に行うべきことは有酸素運動ではなく,ウェイトトレーニングであるということを述べています.ウェイトトレーニングで筋肉を鍛えておけば,筋肉が脂肪を燃焼するという効果をほぼ常に発揮している状態であり,これにより,普段の活動をしている中で脂肪燃焼効果を見込むことができます (有酸素運動が基本的には運動実施中にしか脂肪燃焼効果がないということ念頭に置いた考えです.).

ただ,ここで重要なのが,ドリアンイェーツ自身が有酸素運動の実施を否定しているわけではないということです.あくまでも,有酸素運動の効果を認めた上で,ウェイトトレーニングでそもそも筋肉を発達させておけば有酸素運動を実施する意外の場面でも脂肪を燃焼できるということであり,最良の選択は,やはり,有酸素運動とウェイトトレーニングを両方実施するということになるのでしょう.

終わりに…

今回のドリアンイェーツの考え方は非常にボディビルダーらしいものであり,ダイエットを実施する上でウェイトトレーニングを全面的支持するというものになります.

この考え方を非常に極端にしたものの中には,「筋肉量が十分ならば筋肉の代謝だけで十分に痩せていく」という考え方も存在します.ただ,これは,比較的個人差が大きく,実際に私も筋肉の代謝だけで痩せていくという人の話を聞いたことがありますが,その様な人の多くに共通しているのが「筋肉量がかなり多いこと」,「体質的に脂肪がつきにくい人」ということであり,例えば,私なんかはこれに該当しません.

ということを考えると,やはり,王道はウェイトトレーニングと有酸素運動の両方を実施するということになると思います.

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