一昔前までは少し考えられませんでしたが,IFBBプロリーグのコンテストであるジャパンプロ 2021が行われ,メンズフィジークのカテゴリーでは湯浅幸大が優勝しました!
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!
JAPAN PRO 2021結果
JAPAN PRO 2021の結果ですが,以下の通りになります.
- 1位:湯浅幸大選手
- 2位:石本ファルーク選手
- 3位:佐藤正悟選手
そもそも,IFBBプロリーグのホームページに掲載されている段階では,出場選手が長谷川選手,佐藤選手,廣川選手,湯浅選手の4人だけだったのですが,前日に行われたアマチュアオリンピアの結果を受けてそこでプロカードを取得した3人も出場する形になりました.
ただ,プロコンテストにもかかわらず,出場選手が7人で,しかも,ほとんどが日本人というのが少し「なんだかなぁ」と思ってしまいます.
1位:湯浅幸大選手
優勝は,湯浅幸大選手でした.
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湯浅ですが,オリンピア 2021に出場したということもあり,身体の完成度が素晴らしかったです.上半身の至る部位のセパレーションが深く刻まれており,コンディションは言わずもがな素晴らしく,どの部位も大きかったですね.
特に私が感じたのが,フィジーク選手にもかかわらず,大腿四頭筋がとんでもなく発達していることです.メンズフィジークではパンツに隠れてその部分は本来目立たない部位になるはずなのですが,湯浅選手はフィジーカーとしてはそもそも大腿四頭筋がとんでもなく発達していること,また,パンツの着こなし方で大腿四頭筋が非常に目立つ様に意図されており,非常に考えられていると感じました.
この風潮ですが,恐らく,オリンピア 2020,2021で優勝しているBrandon Hendrickson (ブランドンヘンドリクソン)を意識していると考えられ,彼もとんでもなく脚が発達しています.
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ただ,オリンピアのトップ選手を見ると,必ずしも脚が抜群に発達しているという必要はない様にも思えるのですが,今回の上位二選手が両者ともに脚が発達していたことから,今回の審査がオリンピア 2021のジャッジを考慮したという可能性はあると思います.
少々気になったのが,湯浅選手のミッドセクションです.これについては,多くの方が指摘しているので詳細は控えますが,私は,彼の腹筋を見て悪い意味でRonnie Coleman (ロニーコールマン)を想起してしまいました.
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2位:石本ファルーク選手
2位は,石本ファルーク選手でした.
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ファルーク選手は,本大会の1日前に行われたアマチュアオリンピア JAPAN 2021でプロカードを取得したのですが,既にIFBBプロカードを取得してから年月が経っている他選手と比較しても全く引けを取りませんでした.
彼ですが,そもそも身長が高いため,それに起因してサイズも大きく,一つ一つのポージングが非常に目立っていましたね.1位の湯浅選手と同様に,脚がかなり発達しているのが分かり,また,湯浅選手と比較しても背中が非常に素晴らしく,これからもっとコンディションを良くしていけば,あの背中は海外の選手と戦ってもストロングポイントになりそうだなと感じました.
湯浅選手と差がついてしまったのは,コンディションと身体の完成度であり (この辺は,もう少しコンテスト経験が増えていくとかなり良くなりそうです.),これらが改善すればかなりの選手になりそうです.
3位:佐藤正悟選手
3位は,佐藤正悟選手でした.
佐藤選手ですが,相変わらずの完成度の高い身体でしたね.コンディションは言うまでもなく素晴らしく,本当に弱点のない身体でした.特に背中ですが,下背までしっかり発達していることはもちろんですが,バスキュラリティを確認することができ,恐らく,コンディションに関してはトップ3の中でもトップだったと思います.
トップ2人との差は確実にサイズだったと思います.上位2人と比較すると,やはり上半身の厚みが足りない感じがしたため,その辺は要改善なのですが,ただ,上半身をサイズアップすると今のバランスが崩れてしまう可能性があるというジレンマがあるので悩ましいところですよね.
終わりに…
今回優勝した湯浅選手は,これでオリンピア 2022の出場権を決めました.ただ,オリンピア 2021の例からも明らかな通り,国際的なコンテストで結果を残していかないと,比較審査もされない厳しい世界ですので,これから,彼がどの様なコンテストプランで2022年に臨むのか注目です.