古くは,ボディビルディングのメッカと言えば,アメリカ西海岸のゴールドジム Vennice,東海岸のBev Francis Powerhouse Gymが非常に有名でしたが,近年ではKuwaitの”The Muscle Factory”こと,Oxygen Gymが非常に有名です.
Oxygen Gymは,近年,多くのプロ選手がトレーニングをしていることで有名ですが,実際にどの様なシステムになっているのか不明瞭な点が多いです.
今回は,そんな疑問に対して,かつて,Oxygen GymでトレーニングしたRegan Grimesがその様子について述べている動画を見つけたため,皆さんとシェアしたいと思います.
Regan GrimesがOxygen Gymについて語った動画
Regan GrimesがOxygen Gymについて語った動画ですが,以下になります.
動画の作成元は,Muscle and Fitnessになります.
今回の動画は,約1時間とやや長めの動画になっております.
Regan Grimesが語る「Oxygen Gymでトレーニングするということ」
Regan GrimesがOxygen Gymでトレーニングするということについて,以下の様に述べています.
“I was there, honestly for a total of six, seven weeks. I did put on, oh man, I think I went out there like 260, and I had almost hit 300lb. Like, it was fast, fast… I felt awful. I felt horrible. It was just overly aggressive in every aspect. I mean, we were training twice some days. Literally, I would be in my bed with meals around me, like I was eating nonstop around the clock”
“Abdullah (Alotaibi) would be like ‘See ya downstairs at 12 o’clock,’ and then we would get started. Two guys would load the plates up and the weights, and he would be guiding. It was quite the system, it was crazy.”
実際,6-7週間はそこにいました.正直に言うと,合計で6-7週間ほど滞在していたのですが体重が増えました.それも,あっという間に、本当に,あっという間に….ひどい気分で,恐ろしい気分でした.すべての面で過剰だったのです.つまり,1日に2回トレーニングすることももあり,文字通り,ベッドの上で食事をしながら,24時間ノンストップで食べ続けていました.
アブドーラが『12時に下で会おう』と言ってくれて,それからスタートするんです.2人の男がプレートとウェイトを積み込み,彼がガイドをするのですが,とんでもないシステムで,クレイジーでした.
実際,Regan Grimesのクウェート滞在は失敗に終わったと述べられており,彼はトレーニングの強度についていくことができず,数週間で40 lbs (=約18 kg)も太ってしまった様です.数週間で18 kg太ったわけですから,とんでもない量の食事をしていたことがわかります (トレーニングについていけず,太ってしまったという文脈がいまいち良くわからないのですが,トレーニング強度をあまり上げることが出来ないのにも関わらず,食事を多量に摂取してしまったということなのでしうか.).
Regan GrimesがOxygen Gymでトレーニングしていたのは,2017年の年末くらいであり,この当時は,まだ彼がクラシックフィジークのカテゴリーで活躍する前の時代になります.ですから,恐らく,かなりのサイズアップを目的としてOxygen Gymでトレーニングしていたと考えられ,だからこそ,この様なメニューになったことは伺えます.
ただ,Oxygen Gymを拠点にしている選手は,ほとんど例外なくそこでトレーニングを行うことでサイズアップを果たしているわけですが,今回の話から彼らのサイズアップは単純にトレーニングだけではなく,この様に食事の効果も大きかったということがわかりますね.
終わりに…
今回の食事の話を聞いてしまうと,なんとなく,Oxygen Gymでトレーニングしている選手の比較的多数がミッドセクションに問題を抱えているのは,この食事方法にも問題があるのではないかと感じてしまいますよね.