ボディビルのコンテストの中には,往年のレジェンドの名前を冠したものもあり,今回紹介するShawn Ray’s Hawaiian Classicも,その名の通りレジェンドの一人であるShawn Ray (ショーンレイ)の名をコンテストに冠しています.
今回は,2021 Shawn Ray’s Hawaiian Classicの結果を皆さんととシェアしたいと思います!
2021 Shawn Ray’s Hawaiian Classicの結果
2021 Shawn Ray’s Hawaiian Classicは,クラシックフィジークのみ行われ,その結果は以下の通りになります.
- 1位:Logan Franklin
- 2位:Damien Patrick
- 3位:Shavis Higa
- 4位:Vladimir Sizov
- 5位:Shin Kodama
それでは詳細な結果を見ていきましょう.
1位:Logan Franklin
1位は,Rogan Franklin (ローガンフランクリン)でした.
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今回の出場者リストの中には,そこまで強力な選手はいなかったため,大方,ローガンフランクリンが優勝すると思っていましたが,その予想の通りとなりました.スコアとしては,2位の選手とは3ポイントしか差がありませんでしたが,個人的にはスコア以上の差がある様に感じました.
ローガンフランクリンは,オリンピア 2021の出場を目指していましたが,Texas Pro (テキサスプロ) 2021ではRobert Timmsに敗れオリンピア出場はなりませんでした.今回の仕上がりですが,個人的には,テキサスプロのときの方が仕上がりはよかった様な感じがしましたが,それでも,依然としてストラクチャー及びポージングは素晴らしく,優勝に値するパフォーマンスでした.
今回の優勝で,ローガンフランクリンは,オリンピア 2022出場となります.
2位:Damien Patrick
2位はDamien Patrickでした.
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Damien Patrickですが,2018年のTampa Pro (タンパプロ)で4位になったのがキャリアハイの成績で,2019年のタンパプロは16位,2020年のChicago Pro (シカゴプロ)では16位と中々,順位が振るいませんでしたが,今回のコンテストでは2位となり,彼の戦績の中ではベストになります.
彼ですが,脚でローガンフランクリンと差がついてしまった印象が強いです.上半身は両者はかなり互角であり,特に腕まわりに関してはDamien Patrickの方が良いのですが,フロントポーズを取った時の脚のソフトさ,サイドポーズを取ったときの足のディティールが結構目立ち,これが両者の差として表れた印象が強いです.
3位:Shavis Higa
3位は,Shavis Higaでした.
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Shavis Higaですが,名前から推察される通り,日系の米国人の選手の様です.
彼ですが,私が見て感じたのは,彼はボディビルディングに転向すべきということです.彼のストラクチャーですが,良い意味で明らかにクラシックフィジーク向きではなく,ボディビルディングの方が活躍できると思いました.
この理由ですが,彼が身長が160 cm程度しかなく,どうしてもサイズをつけるとボディビルダーのカテゴリーの選手の様に見えてしまうためであると考えられます.ウエストも決して太くないのですが,バキュームをするほどミッドセクションがコントロールされているわけではなく,このあたりもボディビルディングの方が活躍できると思った理由になります.
彼は,もう少しサイズをつけて212 lbsクラスに転向したら結構面白いことになるのではないかと感じました.
終わりに…
お気づきの方も多いと思いますが,日本でもお馴染みのShin Kodamaも今回のコンテストに出場していた様ですね.彼は,ハワイを拠点に活動しているという話だったと思うので,自身の地元だったからこそ,今回のコンテストに出場したのでしょう.
彼は,ボディビルディングのカテゴリーでプロカードを取ったはずですが,今回はクラシックフィジークに挑戦しており,やはりボディビルダーということでサイズは他の選手に負けていない感じではありましたが,やはり,ミッドセクションがやや太く,クラシックフィジークで今後も戦うならば,ミッドセクションをまずどうにかしないと難しいかなと感じていまいました.