遺恨に決着!エディーホール,ハフソービョルンソン対決結果

2020年のデッドリフトの世界記録更新から始まった,Eddie Hall (エディホール)とHafthor Bjornsson (ハフソービョルンソン)の因縁ですが,遂に,決着がつきました!

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!

おさらい:エディホールとハフソービョルンソンが揉めてる理由

彼らがボクシング対決をするまでに至る因縁ですが,私の知る範囲では大きく分けて2つあります.

  • ハフソービョルンソンのデッドリフトの世界記録に対するエディーホールの異議
  • エディーホールのWorld’s Strongest Man 2017の優勝に対するハフソービョルンソンの異議

ハフソービョルンソンのデッドリフトの世界記録に対するエディーホールの異議

まず,彼らの因縁が始まったのはハフソービョルンソンが2020年8月にノーギアのデッドリフトの世界記録である501 kgを樹立したところから始まります.

これ以前の世界記録をもっていたのがエディホールであり,彼は,このハフソービョルンソンの記録に対して,「「自身のジム」で「自身が使い慣れた重り,バーベル」を使っての記録である」と苦言を呈しハフソービョルンソンの記録が無効であると主張しました

この主張に対して,ハフソービョルンソンも異議を唱え,彼らはデッドリフトの世界記録について激しい舌戦を繰り広げることになります.

エディーホールのWorld’s Strongest Man 2017の優勝に対するハフソービョルンソンの異議

次に,前述した問題からまもなくして,今度はハフソービョルンソンがエディーホールのWorld’s Strongest Man 2017の優勝に対して異議を唱えます.

これは,バイキングプレスという競技において,ハフソービョルンソンがルールに則っておらず減点対象となったのですが,ハフソービョルンソンは自身のフォームがルール上問題ないことを主張し,この減点により敗れたエディーホールの優勝を無効と主張しました.

その問題に対して,エディーホールは以下の動画を投稿して応戦しました.

この動画では,どこで,どのようにハフソービョルンソンがルールに則っていないかが詳細に解説されており,この動画の反響もあってWorld’s Strongest Man 2017の結果の正当性について,ハフソービョルンソンの主張は退けられるという結果になっています

また,この反響もあってあか,ハフソービョルンソンはストロングマンの競技からは事実上の引退宣言をします.

以上より,この2人にはかなりの因縁があり,それをボクシング対決で決着しようとしています.

エディホールとハフソービョルンソンのボクシング対決の結果

エディホールとハフソービョルンソンのボクシング対決の結果ですが,ハフソービョルンソンが勝利し,以下のような投稿を行なっております.

試合の概要については,以下の動画が参考になります.

動画の作成元は,大人気筋トレyoutubeチャンネルであるNick’s Strength and Powerです.

今回の試合ですが,非常に興味深かったです.

その理由としては,エディーホールとハフソービョルンソンが全く異なる戦い方をしていたためです.

エディーホールは,基本的には,コンビネーションパンチはないものの,一発正確に当たると確実にKOになるようなパンチを繰り出していました.

彼がパンチ力を測定した前例から,彼のパンチはとんでもない威力をもっていることが明らかなので,それを武器に戦いました.

一方で,ハフソービョルンソンはコンビネーションパンチを中心に繰り出し,一般的なボクサーのような戦い方をしました.

ハフソービョルンソンもパンチの威力が非常に強いのですが,それを武器にせず,あくまでもステップで的確に間合いをとりながら有効打を繰り出しました.

両者が以上のような戦い方の違いになったのは,ハフソービョルンソンの方がボクシング対決に向けて対人戦を複数回こなすなど,非常にボクシング慣れしていたことも背景としてあります.ただ,それ以前に,両者身長が異なり,リーチの長いハフソービョルンソンは普通に戦えば十分であるものの,リーチの短いエディーホールにとっては踏み込まないとパンチが相手に当たらないということがあり,このような戦い方になったのかもしれません.

試合的には,序盤はエディーホールがやや有利に試合を進めていましたが,試合後半にかけてハフソービョルンソンが的確に相手のダウンを取って試合を優位に進め,ハフソービョルンソンが勝利しました.

終わりに…

今回の対決にあたり,ハフソービョルンソンの体重が152 kg,エディーホールの体重が142 kgだったようであり,体重合わせて約294 kgのボクシング対決というの恐らく,歴史上,最も重く,見応え十分でした.

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