全日本ボディビル選手権 2022において,相澤隼人選手が2連覇を飾りました.
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!
全日本ボディビル選手権 2022結果
全日本ボディビル選手権 2022の結果ですが,以下の通りです.
- 1位 相澤隼人
- 2位 嶋田慶太
- 3位 木澤大祐
- 4位 加藤直之
- 5位 須山翔太郎
- 6位 木村征一郎
- 7位 須江正尋
- 8位 合戸孝二
- 9位 杉中一輝
- 10位 吉岡賢輝
- 11位 喜納穂高
- 12位 髙梨圭祐
それでは,上位3選手について紹介します.
1位:相澤隼人選手
優勝は,相澤隼人選手です.
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相澤隼人選手が優勝しましたが,圧倒的な勝利かと言われるとそうでもなく,正直かなりの僅差だったのではないかと思います.
相澤選手は,非常に若い選手であり,弱点が非常に少ない選手なのですが,特に,素晴らしいのが脚ではないかと個人的には思っています.フロントポーズをとったときの脚のセパレーションの入り方,サイドポーズをとったときのストリエーションの出方,そもそもの脚のサイズはやはり非常に素晴らしいと改めて感じました.
ただ,優勝した2021年と比較すると,抜群に進化したかと言われると,正直疑問符が付くところではあります.後述する2位,3位の選手の成長が著しかったため,そのように感じた節もありますが,彼がコンテストを支配できていたかというとそうではなかったと思います.
ただ,それでも,22歳で全日本選手権を2連覇しているというのは正直,かなりすごいです.
2位:嶋田慶太選手
2位は,嶋田慶太選手でした.
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まず,第一印象として,髪短くなったなというのが率直な意見です (嶋田選手といえば,もう少し髪が長いのが個人的に印象的であり,今回,自身のtwitterのハシュタグで宮城亮太と述べている通り,ここまで短くしていたのは驚きました).
嶋田選手は,2021年は6位だったため,かなりの大躍進だったといえます.彼は,サイズで勝負する選手ではなく,かといって,今回は3位だった木澤選手のようなとてもハードな仕上がりをしている選手ではないのですが,とにかくポージングが美しく,バランスが非常に素晴らしい選手です.
実際に,今回,彼はトップ3の中では,サイズが最もあった選手ではなく,また,コンディションについても,3位だった木澤選手の方がよかった部分もあります.それでも,2位になったのはウエストのラインも含めたトータル的な彼の身体の素晴らしさからでしょう.
JBBFがどこまでウエストのラインの細さを基準にジャッジをしているかどうかはわかりませんが,少なくとも,他団体ではウエストのラインの細さ,ミッドセクションのコントロールは非常に重要であり,いずえれについても,嶋田選手はトップ3では一番良かったと思いました.
3位:木澤大祐
3位は,木澤大祐選手でした.
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木澤選手ですが,正直,かなり良かったと思います.
2021年は,自身のキャリアの中でも最も高い順位である2位にランクインし,そこから1ランク落ちたものの,2021年から順当に進化が見られたのではないかと思います (彼が課題と考えるポージングも良かったです.).
彼は相変わらず身体の全身,どこをとっても大きいのですが,今回,改めて感じたのが腕,脚の良さです.特に,脚については,サイドポーズをとったときのディテールについては優しょうした相澤隼人選手の方が素晴らしかったのですが,その仕上がりに肉薄しており,また,正面からの大腿四頭筋の充実度は大変素晴らしかったです.
今回,彼は3位という順位に終わりましたが,実際,別の日に別の人がジャッジをすれば,彼が2位でも全くおかしくなかったと思います.
終わりに…
以前の全日本選手権では,鈴木雅選手が連覇を重ねる毎に,他の選手との差が大きくなってしまったのですが,2022年は相澤隼人選手が優勝したものの,2021年と比較して,他の選手との差が小さくなっていたため,見ている方としては非常に面白かったです.
相澤選手の成長量が少ないというよりは,周りの選手の追い上げがすごかったこともありますが,それでも,20代前半にして2連覇を達成した相澤選手がJBBFの中で記録的な選手であることは間違いなく,彼がどこまで連覇を伸ばせるのか非常に気になるところです.