2020年の9月最初の週末に韓国で行われたプロショーが物議を醸しております.
これは,たった4人の出場者にもかかわらず,優勝者にミスターオリンピアの出場権が与えられたためです.
今回はこのニュースを皆さんとシェアしたいと思います!
物議を醸している韓国のプロショー
今回,韓国で物議を醸しているプロショーは,2020 Monsterzym Proになります.このコンテストは,2019年には山岸秀匡選手も出場し,見事,優勝を飾ったのが記憶に新しいです.
今回,このコンテストが物議を醸しているのは以下のスコアカードを見れば理解することができます.
優勝者にプロクオリファイが与えられるコンテストであるため,規模が大きいのかと思いきや4人しか出場していません.
今回は,特にオープンクラスボディビルディングを取り上げていますが,他のカテゴリーでも似た様な状況になっています.
オープンクラスの優勝者は
オープンクラスの優勝者ですが,Lee Seung Chulという韓国人の選手になります.
上の写真の左側の選手になります.優勝したということで,やはり素晴らしい肉体をしているのですが,なんとなく釈然としないのは私だけなのでしょうか.
終わりに…
私が確認した限りでは,男子のすべてのカテゴリーの優勝者は韓国人の選手でした.
新型コロナウイルスの影響で開催されるコンテストの数が制限されており,たとえ開催されても出場要件が厳しいこともあることから例年とは全くことなる形で開催されているプロショーなのですが,果たして,今回の様な形で開催することが「選手のため」,「ミスターオリンピアのため」になるのか疑問が残るところです.
今回の様な規模のコンテストでオリンピアの出場権を獲得すれば,確実にその選手は批判の的となりますし,長い目で見て,選手が成長するという点で簡単に出場できて良いのでしょうか.
オリンピアは,出場制限が厳しいからこそ,大会としての威厳があるわけであり,今回の様な規模のコンテストでも優勝者にオリンピアの出場権を与えるという方策を取っていると,オリンピアの威厳を損なう様な気がします.
個人的には,「なんだかな…」と思う,2020 Monsterzym Proでした.
2021/04/04追記:
Lee Seung Chul選手ですが,オリンピア 2020で12位と大健闘でした.