オリンピアの直前になると,毎年問題になるのが,「Hadi Choopanがアメリカに入国できるのか」ということですが,2021年はオリンピアの約1ヶ月前にアメリカに入国した様です!
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!
Hadi Choopan,アメリカ入国の情報
Hadi Choopan,アメリカ入国の情報ですが,以下のインスタグラムの投稿によります.
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今回の投稿は,Hadi ChoopanのコーチであるHany Rambodの投稿によります.
今回の投稿から分かることは,今回のHadi Choopanのかなり早めのアメリカ入国には多数の支援があったからこそ実現したということです (アメリカとイランの状態は緊迫していますから,この様な支援がなかったら早期の入国は難しかったということでしょう.).
オリンピア 2021のHadi Choopanはかなり期待できる
今回の早期のアメリカ入国により,オリンピア 2021でのHadi Choopanの活躍は期待できると言って差し支えないと思います.
まず,前提条件として,オリンピア 2019の212 lbsクラスのチャンピオンであるKamal Elgargniを以ってして,「Hadi Choopanはコンディションを外したことがなく,多くの特徴がある選手の中で,コンディション,大きさ,ハードネスなど全ての要素を兼ね備えた選手」と評していることからも分かる通り,Hadi Choopanは,そもそもの標準的なレベルが極めて高いです.
そのため,他の選手と同じ条件で戦うことができれば,まず間違いなく,優勝争いに加わる選手なのですが,2020年に問題になったのが,アメリカに入国するのがギリギリすぎてプレジャッジでのコンディションが芳しくなかったということです.
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このコンディションの悪さについて,彼のコーチであるHany Rambodは,UAE経由でアメリカへのロングフライトの影響で食べるものがなかったことからハンバーガーを食べていたこと,そもそもフライトで身体全体が浮腫んでいたことを原因として挙げていました.オリンピアで3位に入賞した2019年は,Hadi Choopanは,1ヶ月前にアメリカに入国していたのに対して,2020年はファイナルから3-4日前に入国し ,プレジャッジでは身体をフライトの前に状態に戻すことができませんでした.
このため,入国してからほとんど時間のなかったプレジャッジの段階で,Hadi Choopanは優勝したBig Ramy (ビッグラミー)に14点ものリードを許し,全体の4位でプレジャッジを終えます.そこから,フライトからある程度時間を取れたファイナルでは,劇的にコンディションを改善し,ビッグラミーに対して5点差の僅差で敗れはしましたが,ファイナルだけでは全体の2位と大きく躍進しました.
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このことから,オリンピア 2020でのHadi Choopanの最終的な順位は4位で終わりましたが,他の選手と同じ条件ならば,実質2位だったという意見も非常に多く,このことから,優勝したビッグラミーを最も脅かしたのはHadi Choopanだったという意見はかなり多いです.
以上を考えると,オリンピアから約1ヶ月前にアメリカに入国することができたHadi Choopanは,オリンピア 2021でかなりの仕上がりを持ってくる可能性が非常に高く,個人的には,「オリンピア 2021で彼の活躍はかなり期待できるのでは」と思います.
終わりに…
Hadi Choopanは,2020年の反省を活かして,2021年はかなり早くアメリカに入国することを予告していましたが,実際に,アメリカとイランの緊張状態が続いていること,2020年と同様に新型コロナウイルスの感染が拡大していることを考えると,それも難しいのかなと考えていた中で,今回のHadi Choopanの入国はビッグニュースだと思います.
2020年のファイナルの例からも分かる通り,きちんとした時間があれば,かなりの成績を残すことができる選手であるため,オリンピア 2021のHadi Choopanの活躍に期待ですね.