オリンピア 2020で王者に返り咲いたBrandon Hendrickson (ブランドンヘンドリクソン)ですが,オリンピア 2021で念願の2連覇 (通算3度目の優勝)を狙っています.
今回は,ブランドンヘンドリクソンの近況について皆さんとシェアしたいと思います.
ブランドンヘンドリクソンの近況アップデート
ブランドンリクソンの近況アップデートですが,彼の以下のインスタグラムの投稿になります.
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今回の投稿で,ブランドンリクソンはボディビルディングでいうアブドミナルアンドサイに近いポージングを行っており (このポージングは,メンズフィジークの規定ポーズではありませんね.),このポージングからも,ウエストの細さを含めたミッドセクションの仕上がりの良さ,腕の太さ,大胸筋の発達,さらにメンズフィジークでは必ずしも必要というわけではありませんが,脚がしっかり発達していることが分かります.
ブランドンヘンドリクソン,2020年と比較してどうか
今回のオリンピア 2021に向けたブランドンヘンドリクソンと,オリンピア 2020に向けた状態を比較するためにインスタグラムの投稿を探してみると,ほぼ同様のポージングを行っている投稿が見つかります.
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いずれの投稿もオリンピアに向けて約3週間前に投稿されたものになります (ただ,実際にいつ撮影されたものなのかは分からないというのが,毎回,SNSを見てて問題だと感じることですね.).
両者を比較して,私が思ったのがオリンピア 2020に向けた状態のブランドンヘンドリクソンの方が良いということです.
まず,ミッドセクションの状態ですが,これは確実に2020年の方が良いです.これは,照明やトレーニングの前後での汗の有無で印象が結構変わるのですが,少なくとも,2020年のブランドンヘンドリクソンのミッドセクションの方がセパレーションがしっかり入っています.この理由ですが,2021年のブランドンヘンドリクソンが若干水っぽい様な感じがしており,まだ身体が十分には仕上がっていないことに起因していそうです.
次に,実際には審査対象にならない脚になりますが,個人的に,2020年の方が良い気がします.2020年と2021年で若干アングルが異なること,カメラからの距離が異なることがあり,若干の差異がありますが,2021年のブランドンヘンドリクソンの脚のサイズは2020年には及ばない様な気がします.メンズフィジークでは,脚がパンツに隠れてしまうため,そこまで重篤ではありませんが,身体全体のサイズを図る上でバロメータにはなるため,少々が気がかりです.
バックポーズに関しても,2020年と2021年で似た様な投稿があったため掲載します.
まずは,2021年です.
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次に,2020年です.
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こうしてみると,背中の状態というのは2020年と2021年でかなり近い様に感じます.ただ,しっかりとラットスプレッドのポージングを取っているということもありますが,2020年の方が下背部までしっかりと発達していることがわかり,こう考えると背中も2020年の方が良い様な印象を受けます.
以上を総合すると,ブランドンヘンドリクソンは2020年の方が仕上がりが良い様な気がします.ただ,これは本番にピークを持ってくるために,意図的に2020年よりも仕上がりを遅らせている可能性もあるため,本番で状態を見ないとなんとも判断しづらいです.
終わりに…
オリンピア 2021でのブランドンヘンドリクソンは,オリンピア 2019に続き2連覇に挑戦するわけですが,オリンピア 2019では大きくコンディションを外し,4位に終わったということは記憶に新しいです,
この原因について,ブランドンヘンドリクソンは冷静にその原因を究明しているため,2021年も同様の理由でコンディションを外すという可能性は低そうですが,現状,2020年よりも仕上がりが遅い印象を受けるため少し心配です.