Bryan Jones,そこまでサイズアップしていない?

Bryan Jones オープンクラス

オリンピア 2020のクラシックフィジークで5位に入賞したBryan Jonesは,クラシックフィジークからオープンクラスへの転向を予定しており,近況をアップデートしています.

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!

Bryan Jonesとは

Bryan Jonesは,1990年アメリカ生まれのクラシックフィジークの選手であり,身長は約178 cm,体重は98-100 kgになります.

 

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彼は,恐らく,2018年にプロに転向しており,一貫してクラシックフィジークのカテゴリーで活躍しています.主な戦績ですが,2018年,2019年に行われたUltimate Warriors Pro Classic Physiqueでそれぞれ4位と中々結果が出なかった中で,2020年のChicago Proで優勝しオリンピア出場権を獲得すると,初出場となったオリンピア 2020では冒頭でも述べた通り5位に入賞します.

以上で分かる通り,Bryan Jonesはほとんどコンテストに出場していないことから,彼の実力を推し量るのは中々,難しいものがありますが,それでもオリンピア 2021に向けて非常に素晴らしい状態を披露しています.

Bryan Jones,オープンクラス転向に向けた準備の情報

Bryan Jones,オープンクラス転向に向けた準備の情報ですが,彼の以下のインスタグラムの投稿によります.

 

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この投稿から,彼が現在244 lbs (= 約111 kg)であることが分かります.彼の身長が178 cmであることを考えると,クラシックフィジークでの制限体重は94 kgであり,それに対して17 kg程度重いことになります.

彼は,元々,クラシックフィジークの選手としては脚がびっくりするくらい良い選手であり,改めて,今回の投稿からも彼の足の良さが分かります.また,上半身もフロントポーズをとったときに,弱点が非常に少ないことが分かり,これでウエストも太くないことから,2022年現在のジャッジの評価は高いということが言えます.

ただ,それを考えるとバックポーズは上半身を含めてそこまで強くなく,彼の最大の強化ポイントは背中であることが言えます.

Bryan Jonesは劇的にサイズアップしているわけではない

今回の投稿を見て感じたのが,Bryan Jonesは劇的にサイズアップしているわけではないということです.

参考までに,2021/08/31の彼の投稿を以下に示します.

 

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先出の投稿とほぼ同様のポージングを行なっていますが,両者を比較すると正直,そこまで大きな改善がなされているわけではないことが分かります.大胸筋周りが先出の投稿の方が大きいことが分かりますが,それ以外の部位はそこまで大きくなっているとは言いにくく,このことからBryan Jonesが劇的にサイズアップしているわけではないということが言えます.

そもそも,前述した通り,今回の彼の体重が244 lbs (= 約111 kg)であり,この体重自体はクラシックフィジーカーとしてのオフシーズンの体重とそこまで大差がないように感じます.以前にも指摘しましたが,彼と非常のよく似たPatrick Moore (パトリックムーア)が身長180 cmであり,彼のベストと言われたオリンピア 2019での仕上がり体重が107 kg程度でした.すなわち,オフシーズンは120 kg近くあることが考えられ,それを総合すると現状,Bryan Jonesの体重はオープンクラスに出場するためには軽すぎることが分かります.

かといって,身長が178 cmもあることから,必然的に筋肉量が多くなってしまうということを考えると,212 lbsクラスでの出場は難しく,この辺りは背の高い選手というのは結構大変であると感じる部分でもあります.

終わりに…

パトリックムーアでさえ,107 kgの仕上がりでは他の選手と比較してびっくりする位,サイズがないように見えてしまうということを考えると,現実路線としてBryan Jonesの仕上がり体重は最低でも115 kg,できれば120 kg近く欲しいところです.そうなると,オフシーズンは130 kg近くになる必要があり,このレベルになると,まだまだ先は長そうだなと感じました.

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