クラシックフィジークのカテゴリーでも屈指のサイズを持つと評判のBryan Jonesですが,オープンクラスボディビルディングに挑戦プランがある様です.
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!
Bryan Jonesがオープンクラスボディビルディングに挑戦する情報
Bryan Jonesがオープンクラスボディビルディングに挑戦するという情報ですが,彼がインスタグラムのストーリーで表明した様ですが,私は以下の動画で知りました.
動画の作成元は,大人気筋トレyoutubeチャンネルであるNick’s Strength and Powerになります.
今回の動画ですが,Bryan Jonesがファンの質問に答えるということで,その際にファンから「オープンクラスに転向する予定はあるか」という質問があり,その質問の答えに”Yes, I am going to open (=はい,オープンに転向する予定はあります.)”と答えているというものです.
ただ,ここでは「いつオープンクラスに転向するのか」ということについては言及されていませんので,あくまで将来的なプランということでしょう.
Bryan Jonesのオープンクラス挑戦について
Bryan Jonesのオープンクラス挑戦について,現状ではまだ時期尚早かなという印象が強いです.
まずは,彼のサイズです.現状,クラシックフィジークのカテゴリーで戦っているため,彼の身長が178 cmであることから考えるとおそらく,彼のリミット体重は205 lbs (約93 kg)になるのですが,これは,オープンクラスの体重から考えても軽すぎます.オフシーズンではこれよりも体重があると考えても,仕上がり体重で93 kg程度ではオープンクラスは少々厳しいかなという印象です.彼と非常のよく似たPatrick Moore (パトリックムーア)が身長180 cmであり,彼のベストと言われたオリンピア 2019での仕上がり体重が107 kg程度だったことを考えると,非常に厳しいことが分かると思います.
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パトリックムーアがこの体重で,サイズがないと言われるわけですから,彼は言わずもがなだと思います.
次に,彼のコンディションです.彼は,オリンピア 2020では素晴らしいコンディションを見せて5位に入賞しましたが,2021年は,特にコンディションを大きく崩し,9位に終わりました.
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クラシックフィジークのカテゴリーで活躍していた選手がボディビルディングに転向して成功するというケースは,George PetersonやKeone Pearsonを見れば明らかな通り,比較的多いです.ただ,彼らに共通して言えることは抜群にコンディションが良いということです.特に,George Petersonに関しては,「身体がクラシックフィジークっぽくないという」ことでクラシックフィジークのカテゴリーでは中々,評価されなかったわけですが (それでも,オリンピアでクラシックフィジークカテゴリーで3年連続3位),212lbsクラスで初出場となったオリンピア3位になりました (それに対して,Keone Pearsonは212 lbsで初出場となったオリンピア 2021でトップ10に入れなかったわけですから,如何にGeorge Petersonが優れていたかがわかります.).
これを考えると,現状のコンディションレベルではボディビルディングに転向しても中々,活躍できないという可能性が高そうです.
終わりに…
「クラシックフィジークのカテゴリーから212 lbsを経ないでオープンクラスに行くのはなぜか」と思った方も多いかもしれませんが,その理由は彼の身長にあります.前述した通り,彼は身長が比較的高い選手であり,現状のクラシックフィジークのカテゴリーで既に212 lbsに近い仕上がり体重になっています.
この状態で212 lbsクラスに出場すると,筋密度が他の選手と比較して圧倒的に劣ってしまうことは明らかであり,これにより,体重制限のないオープンクラスへの転向について考えているのだと思います.
同様な転向をしたのがRegan Grimesですが,彼が明らかに,サイズという側面においてオープンクラスボディビルディングで苦戦していることは明らかですから,やはり,最大の懸念点はサイズ不足になるのでしょう.