脚が発達しないとぼやくトレーニーにミロスが物申す

脚の筋肉は身体の中でもかなり大きい筋肉に分類されますが,意外とトレーニングをしていても中々発達しないと悩んでいるトレーニーは少なくありません.

今回は,そんな脚の筋肉が中々発達しないトレーニーについてMilos Sarcev (ミロス)がお灸を据える動画を見つけたため皆さんとシェアしたいと思います!

Milos Sarcev (ミロス)とは

Milos “THE MIND” Sarcev (ミロス)は,1964年セリビア生まれのプロボディビルダーであり,身長は180 cm,体重は109 kg-118 kgの様です.

 

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彼は1987年にアメリカに渡り,そこでコンテストを勝ち抜くことで1991年にプロに転向します.

このプロ転向した年からわかる通り,彼が活躍したのがボディビルディングで黄金期と呼ばれる1990年代であり,その様な時代でも,彼は1991,1992,1993,1994,1997,1998,1999のオリンピアに出場し,オリンピア 1993,1997,1999では10位に入ります.

2003年に引退した後は,現在までコーチとして活躍しています.彼に師事した選手は多くいますが,日本人初のIFBBプロである山岸秀匡選手が非常に有名です.また,調べてみると,アメリカの陸上競技選手であるTim Montgomeryのストレングス,コンディショニングコーチもしていた様ですね.

ミロスが,脚の筋肉が中々発達しないトレーニーについて言及している動画

ミロスが,脚の筋肉が中々発達しないトレーニーについて言及している動画ですが,以下の動画になります.

動画の作成元は,Generation Ironになります.

今回の動画は,6:26の長さになります.

動画の中で,Brandon Curry (ブランドンカリー)の脚の弱さについてネガティブな意見が多いという話が始まり,ミロスも彼の脚の弱さについては認識しており,彼の素晴らしい上半身とバランスを取るためにはネガティブな発言に発奮してトレーニングをする必要性について述べています.

今回の動画の中で,ミロスは自身がアメリカに来た時,「フラミンゴの様な脚」だったのが,数年で素晴らしいレベルに成長させたことから,脚を発達させることは誰にでも可能であり,容易いと述べています.

ミロスが,脚の筋肉が中々発達しないトレーニーについて考える問題点

ミロスが,脚の筋肉が中々発達しないトレーニーについて考える問題点ですが,「スクワットをしない」「大してトレーニングをしていないのに「オーバーワーク」と言い訳をする」ことの二点になります.

スクワットをしない

まず述べられていることは,最近のトレーニーはスクワットをしないということです.

この理由ですが,「膝を壊すかもしれない」ということで若いトレーニーはスクワットを避け,レッグプレスの様な簡単なエクササイズに逃げているということが述べれらています.これに対して,ミロスは「40年以上,大したケアを膝にしていないが重篤な怪我をしたことは一度もない」ということを述べており,スクワットで簡単に膝が壊れることはないことを示唆しています.

また,4度のオリンピアに輝いたJay Cutler (ジェイカトラー)は,競技から引退した現在でもスクワットを実施しており,確かに,現在でも彼の脚は相変わらず素晴らしいです.

このインスタグラムの投稿で比較されているのが,ジェイカトラー史上最高と言われているオリンピア 2009におけるQuad stomp (脚を弛緩させてから一気に硬直させるポーズ.)ですね.

大してトレーニングをしていないのに「オーバーワーク」と言い訳をする

次に述べられていることは,大してトレーニングをしていないのに「オーバーワーク」と言い訳をするということです.

現在の人は,2日に1度しかトレーニングをしていないのに「オーバーワーク,オーバーワーク」と述べていますが,ミロスが現役だったときは週6でダブルスプリットを15年間したが,オーバートレーニングと感じたことは一度もなく,だからこそ,筋肉を発達させることができたと述べられています.

さすがに,週6でダブルスプリット (=1日に2回トレーニングを行うこと)はやりすぎな感じが否めませんが,確かに,それだけトレーニングをきちんと実施している人から見れば,大してトレーニングをしていないのに脚が発達していないと言うのは,そもそもお門違い感が否めないということでしょう.

終わりに…

ミロスが活躍していた時代は,ボディビルディングで黄金期と呼ばれる時代ですから,他の選手と互角以上に渡り合うためには,とんでもない量,質のトレーニングをする必要があり,そんなトレーニングをしていたからこそ,現在のトレーニーは甘く見えてしまうのでしょう.

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