ミスターオリンピア 2022で二連覇を果たしたBig Ramy (ビッグラミー)は，コンディションが年々改善していると言われていますが，それは本当に正しいのでしょうか．
今回は，「ビッグラミーが本当に進化しているのか」という疑問について比較を行っている動画を見つけたため，皆さんとシェアしたいと思います！
ビッグラミーとは
ビッグラミーは，本名がMamdouh Mohammed Hassan Elssbiayであり，1984年エジプト生まれのプロボディビルダーです．身長は175 cm，体重が133.8-140.6kgと言われています (これは，恐らく，オンシーズンの時の体重であると思われます．)．
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彼は，2012年にプロカードを取得すると，それからすぐに頭角を現し，2013年の，2014年のNew York Proで優勝，オリンピア 2013，2014で8位，7位と順調にステップアップしていきます．
特に，オリンピアに関しては，オリンピア 2015で5位，オリンピア 2016で4位，オリンピア 2017で2位と順調に成績を伸ばしていましたが，オリンピア 2018はまさかのトップ5を逃し6位に終わります．
誰しもが，そこから成績を徐々に落とすのではないかと予想している中で，オリンピア 2020ではワイルドカードでの出場ながら初優勝を飾り，それからオリンピア 2021でも優勝し二連覇しています．
ビッグラミーを2015年と2021年で比較した動画
ビッグラミーを2015年と2021年で比較した動画ですが，以下になります．
動画の作成元は，大人気筋トレyoutubeチャンネルのNick’s Strength and Powerになります．
今回の動画は，アーノルドクラシック 2015 in ブラジルでのビッグラミーとミスターオリンピア 2021でのビッグラミーの比較です．
今回の比較をするにあたり，アーノルドクラシック 2015 in ブラジルの照明は完璧であるのに対して，ミスターオリンピア 2021での証明はとても酷いことが述べられており，それを考慮に入れながらの比較になります．
ビッグラミーの2015年と2021年の比較
フロントラットスプレッド
まず，フロントラップスプレッドの比較ですが，これは2015年の方が良いでしょう．
細かく見ていくと，2015年の方が大胸筋が大きかったり，腕が太かったりするのですが，やはり目につくのは大腿四頭筋でしょう．2015年のビッグラミーの大腿四頭筋はセパレーションがはっきりしていて，フロントポーズの脚だけみると非常にコンディションが良さそうに見えます．
サイドチェスト
次に，サイドチェストの比較ですが，これは2021年の方が良いでしょう．
両者を比較すると，2021年の方が全体的にサイズがあることがわかりますが，明らかにコンディションが良いのは2015年のビッグラミーです．特にそれが現れているのが，ハムストリングスから臀部にかけてであり，特に臀部についてはサイドポーズからもストリエーションが入っていることがわかり，非常にコンディションが良いことが伺えます
バックダブルバイセップス
次に，バックダブルバイセップスの比較ですが，これは2021年の方が良いでしょう．
両者を比較すると，2021年の方が背中のディティールまで鍛えていることがわかり，また，前述した通り臀部までしっかりストリエーションが入っています．サイズは2015年の方が良いですが，完成度としては2021年の方が上です．
バックラットスプレッド
次に，バックラットスプレッドの比較ですが，これは2021年の方が良いでしょう．
バックラットスプレットを見たときのサイズ感は両者で非常に近しいものがありますが，僧帽筋，三角筋後部のコンディションが両者で大きく異なり，明らかに2015年の方が良いです．また，再三指摘する様に，2021年は臀部のコンディションが素晴らしいです．
フロントダブルバイセップス
最後に，フロントダブルバイセップスですが，これは互角でしょう．
フロントダブルバイセップスにおいて，大腿四頭筋で比較すると前述した様に，2015年のビッグラミーの方が良いのですが，ミッドセクションで比較すると2021年のビッグラミーの方が良いです．上腕二頭筋のピークは，両者で互角であることから，このポージングは引き分けとなります．
終わりに…
以上を総評すると，2021年のビッグラミーは2015年のビッグラミーと比較して進化していることが言えます．ただ，2015年のビッグラミーを見てしまうと，巨大な脚のサイズを持つビッグラミーも課題があるということがわかりますね．
