ショーンローデン,亡くなる前に二度の心臓発作を経験していた

ショーンローデン 心臓発作

2021年11月にこの世を去ったShawn Rhoden (ショーンローデン)の死因は心臓発作でしたが,どうやら,彼は亡くなる前に二度の心臓発作を経験していたことが判明しました.

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.

ショーンローデンとは

Shawn “Flexatron” Rhodenは,1975年生まれのジャマイカ出身のボディビルダーです .身長は178 cm,体重は111-116 kgとありますが,この体重はオンシーズンのときでしょう.

 

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彼は1992年,つまり27歳のときにボディビルディングをはじめ,2010年にプロカードを取得しました (この過程で,彼がアルコール依存症や怪我を克服したのは結構有名な話です.).

2011年に初出場となったオリンピアは11位に終わりましたが,2012年には3位までランクアップし,オリンピア 2013-2016では4位,3位,3位,2位と素晴らしい成績を残しました

ただ,オリンピア 2017ではまさかの5位まで成績を落とし,このままずるずると成績を落とすと思われた翌年のオリンピア 2018では,8連覇を狙ったフィルヒースを打ち破り,初優勝を飾りました

 

この写真が2019年のオリンピアのときのショーンローデンですが,とにかくミッドセクション (腹回り)のコンディションが半端じゃありません.それでいて,ウエストは細く,脚とのバランスも非常に良いですね.

この素晴らしいコンディションならば,2連覇,3連覇を期待できましたが,オリンピア 2019直前にスキャンダルの報道があり,これ以降は全くコンテストに出場しなくなります.彼は,オリンピアを初優勝した年齢がオリンピア史上最も遅かったこともあり,このまま引退するかと噂をしている中で,2021年11月6日に心臓発作で帰らぬ人になります.

ショーンローデンが二度の心臓発作を経験していたという情報

ショーンローデンが二度の心臓発作を経験していたという情報ですが,以下の動画になります.

動画の作成元は,Muscle and Fitnessになります.

今回の動画の長さは,46:13になります.

ショーンローデンが二度の心臓発作を経験していたという情報ですが,彼の友人であり,トレーニングパートナーだったStanimal De Longeauxが指摘しています.

今回の情報からわかるのは,1度目の心臓発作は非常に軽いものであり,ショーンローデン自身も自覚がない様なレベルだった様なのですが,2度目の心臓発作はかなり重篤だったことが今回のインタビュー動画で推察できます.

“He had hard time breathing and getting weak. But later on when he actually had a case, a second heart attack and he ended up in hospital… when they asked him did you have prior episodes or stuff like that… he did mention this case. They were like yeah… That was like… first small heart attack.”

“彼は呼吸が苦しく弱々しくなっていきました.でもその後,実際に2度目の心臓発作を起こして入院したとき,過去に発作があったかどうか聞かれたけど,この事件のことを話しました.彼らは「ああ、あれは…最初の小さな心臓発作のようなものだ」と言いました.

この二度目の心臓発作の後,医師はショーンローデンが定期的に医者にかかるようにし,56日に一度の輸血を行なっていた様です.これにより,劇的に回復している様に見えましたが,2021年11月6日に心臓発作で亡くなってしまいます.

Stanimal De Longeauxは,ショーンローデンの死とステロイド摂取の関係に疑問を呈する

Stanimal De Longeauxは,今回の動画の中でショーンローデンの死とステロイド摂取の関係に疑問を呈しています.

Well, that’s the main thing. So we can address the elephant in the room. It’s like a lot of people say, ‘oh, he keeps getting on gear.’ He was not on gear. Since 2019 he barely had a couple of shots here and there.”

“Shawn was… the worst was that he was not persistent, he was always missing shots even when he was on prep for the Olympia. There was never a guy who abused anything.”

“I’m not saying that steroids didn’t cause anything. I think the effect of steroids helping him get big and heavy has a strain on his heart but it was not like the abuse of it.”

薬物を摂取することは大事なことです.だから、私たちはそっと使っているのです.多くの人が「ああ,彼は薬物を摂り続けているいるんだ」と言うようなものですが,彼は薬物を摂らなかったらなかった.2019年以降,彼はほとんど摂取していませんでした.

ショーンは…最悪なことは,オリンピアの準備期間中も常には摂取をしていなかったことです.いずれかの薬物を乱用するような人ではありませんでした・

ステロイドが原因でないと言っているのではありません.ステロイドが彼を大きく重くするのを助ける効果は,彼の心臓に負担をかけると思うがそれを乱用するようなことはなかったということです.

つまり,ショーンローデンがステロイドの乱用をしておらず,特に,ここ2−3年は摂取していなかったことから,直接,ステロイドがショーンローデンの死因と断定できるのかということを主張しているのでしょう.

ただ,私が個人的に疑問に思うのが,ステロイドの摂取をやめたときに肥大化した心臓は元に戻るのかという点です.もし肥大化した心臓が元に戻るのであれば,今回指摘していることは正しいと言えますが,なんとなく,一度肥大化した臓器が放っておいて元に戻るとは少し考えづらいんですよね.

終わりに…

今回,ショーンローデンが亡くなる前に二度の心臓発作を経験したことが明らかになったわけですが,二度目の心臓発作で定期的に輸血を行っていたということから推察するに相当重篤だったということが推察できます.

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