ふくらはぎのトレーニングを100日間,毎日続けるとどうなるか?

多くの人が下半身の弱点として挙げるのがふくらはぎであり,プロのコンテストを観ると分かりますが,プロのレベルになってもふくらはぎが弱点という選手は少なくありません.

今回は,そんな,ふくらはぎに弱点を抱えている人のために,「ふくらはぎのトレーニングを100日間続けるとどうなるか」という面白い動画を見つけたため,皆さんとシェアしたいと思います!

ふくらはぎのトレーニングを100日間続ける動画

ふくらはぎのトレーニングを100日間続ける動画ですが,以下になります.

今回の動画ですが,Back Guyというyoutubeチャンネルの動画になります.

今回の動画を観ていただけると分かりますが,非常に動画の編集が凝っていて大変良くできた動画であると思います.

ふくらはぎのトレーニングを始める前

トレーニングの効果を定量的に検証するために,まず,トレーニングをする前にふくらはぎ の太さを測定しています.

測定結果は以下になります.

  • 右ふくらはぎ:37.5 cm
  • 左ふくらはぎ:38.5 cm

動画を観てもらえると分かりますが,この人はかなりふくらはぎが細いですね.

動画を最後まで観るとわかりますが,今回トレーニングされている方は決してトレーニング初心者ではないため,恐らくですが,「ふくらはぎのトレーニングをあまり重視して実施して来なかった」ではということが推察されます.

ただ,ふくらはぎが弱点であるということについてはしっかりと自覚している様で,この段階でかなり問題意識がはっきりしています.

ふくらはぎのトレーニングの内容

ふくらはぎのトレーニングの内容ですが,「1-60日まで」と「61日から100日まで」で実施する内容が大きく異なります

トレーニングを実施する前に,ふくらはぎの筋肉についてしっかりと調べており,ふくらはぎの筋肉は単一の筋繊維から構成されており,低負荷のトレーニングでは非常に回復が早く,トレーニングの回数は多い方が効果的であるということがこの後のトレーニングでポイントになります.

1-60日でのふくらはぎのトレーニング

実施種目:

  • 自重でのカーフレイズ
  • 20日ごとに種目の変更 (つま先の屈曲/伸展など)

ポイント:

  • 稼働範囲を徐々に広げて負荷を高める
  • 1セットの秒数を徐々に増加 
  • 週に2-3回のアクティブレストのセッション

まず,1-60日でのふくらはぎのトレーニングですが,基本的には自重でのカーフレイズが中心となります.

回数ですが,今回の解説を聞いている限りでは回数で制限しているのではなく,1セット当たりの秒数で制限している様で,そう考えると回数は多めであることが推察されます.

フォームはかなりしっかりとしており,負荷を高めるために徐々に可動範囲を広げていったことが述べられています.

アクティブレストですが,具体的に何を指しているのかが不明でしたが,少なくとも,今回トレーニングをしている人はこれと同時にパワーリフティングの練習も行っていた様です.

61-100日でのふくらはぎのトレーニング

実施種目:

  • スミスマシン及びレッグプレスマシンを用いたのカーフレイズ

ポイント:

  • 重量を増やしてトレーニングボリュームを増大
  • 1週に3-4回のアクティブレストのセッション

次に,61-100日でのふくらはぎのトレーニングですが,基本的にはマシンを使ったカーフレイズが中心となります.

前半のトレーニングでは,主に秒数を増やすこと,すなわち回数を増大させることでトレーニングのボリュームを上げていましたが,後半のトレーニングではウェイトを増大させることでトレーニングボリュームを増大させます.ただ,それでも回数はやや多めで,15-25回を目標値に設定しています.

アクティブレストですが,前半のトレーニングよりも負荷が高いため,頻度は上がっています.

ふくらはぎのトレーニングの効果

今回のふくらはぎのトレーニングの効果ですが,最終的には以下の様になった様です.

  • 右ふくらはぎ :40 cm
  • 左ふくらはぎ:40.5 cm

すなわち,100日間,毎日ふくらはぎのトレーニングを行うことで,ふくらはぎを6%程度太くすることに成功しており,やはり,ふくらはぎを毎日トレーニングするということには意味がある様ですね.

終わりに…

今回の動画で非常に印象的だったのは,トレーニングをする前にしっかりと下調べをして,トレーニングを戦略的に実施するという点になります.

特に,ふくらはぎは単純に加重していくだけでは成長しにくい部位になりますから,この様な戦略を持つことは非常に重要であると感じます.

今回のトレーニングの効果を測る上で,ふくらはぎの太さが指標になっていましたが,動画の中でチャレンジ前後のふくらはぎを比較すると,トレーニング後のふくらはぎは筋肉がしっかり付いていることが分かり,定性的にもトレーニング効果を確認することができますね

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