ベンチプレス,デッドリフト,スクワットでどれくらいの重量を争う競技がある様に,実は,EZバーカールでも重量を争う競技があり,”Strict curl (ストリクトカール)”と呼ばれています.
今回は,そんなEZバーカールの競技でも「最強」と言われるDenis Cyplenkovという選手を紹介したいと思います!
Denis Cyplenkovが「最強」である所以
今回,Denis Cyplenkovを紹介するにあたり,私も昔から知っていたわけではなく,以下の動画で知りました.
動画の作成元は,大人気筋トレyoutubeチャンネル Nick’s Strength and Powerになります.
後半が主にDenis Cyplenkovの紹介となっています.
ここで,今回の記事で取り上げるストリクトEZバーカールの種目についてですが,以下の様なルールがある様です.
- Your upper back and butt must stay in contact with the wall on the way up and on the way down. Taking a wider stance slightly decreases the chance of your butt moving off.
- The heels have to be 12 inches from the wall or less.
- Your head, upper arms, and wrists can move as much as you want.
- 背中上部と尻は,EZバーを上げ下げしている間,壁に接触している必要がある.広めのスタンスをとると,尻が離れる可能性が減少する.
- かかとと壁の距離は12インチ以内である必要がある.
- 頭,上腕,手首は自由に動かせる.
重要なことは,やはり壁に背中をつけるということでしょう.やったことのある人なら分かると思いますが,これをすると全然上がらなくなりますもんね….
Denis Cyplenkovとは
Denis Cyplenkovは,ウクライナの人の様で,現在はアームレスラーの様ですが,以前はストロングマンとして活躍されていた様です.アームレスラーとしてトップ選手であり,レフトハンドでは世界最強の様で,ライトハンドでも世界トップレベルの様です (ちなみに,握力は120 kg以上の様です….).
この写真からも分かる通り,やはり腕がとんでもないことになっています.ちなみにですが,調べたところによると,ベンチプレスは280 kg以上,デッドリフト,スクワットは300 kg以上を上げる様ですね.強すぎます….
先に紹介した動画から分かる通り,彼のストリクトのEZバーカールの記録は驚異の113 kgです.また,フォームを崩した状態でのEZバーカールは170 kgで行っている動画があります.さらに,片腕で40 kgのストレートバーのアームカールを行っている動画もあります.正直言って,「強すぎる」の一言に尽きますね.
この,「ストリクトのEZバーカールで113 kg」がどれだけすごいかというと,前全日本ボディビルチャンピオンの鈴木雅選手が100 kgのアームカールを「チーティング有り」で行っています.すなわち,一般的には,チーティングを使わないと上がらない重量をストリクト状態で上げているということになります.凄すぎます….
終わりに…
Denis Cyplenkovが良く言われるのは,「遺伝的に非常に優れている」ということですが,それを考えても強すぎると思います.
ただ,やはり,EZバーカールだけが優れているというわけではなく,BIG3も非常に優れた記録を持っていることから,やはり,バランスよく鍛えることが高重量を扱う近道ですね.