Chicago Pro (シカゴプロ) 2021にて,まさかの5位に終わったRoelly Winklaar (ローリーウィンクラー)が次戦を決定した様です.
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.
ローリーウィンクラー,次戦の情報
ローリーウィンクラーの次戦の情報ですが,以下のインスタグラムの投稿によります.
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今回の彼の投稿ですが,シカゴプロ 2021で優勝したHunter Labradaを称えるとともに,彼自身の次戦の予定について触れられており,今回の投稿では,それが8/6-7のTampa Pro (タンパプロ) 2021であることが明かされています.
当初のローリーウィンクラーですが,シカゴプロかタンパプロに出場する旨を述べており,タンパプロに出場することはある意味,予定通りであることが言えます,また,この2つのコンテストを選定したのは,コンテストの開催日程が近接していたためであると考えられ,これは憶測ですが,ローリーウィンクラーは,シカゴプロで優勝することでオリンピア出場を画策していたと考えられ,タンパプロはその保険だったと思われます.
今回,シカゴプロ 2021では,予期せず優勝できなかったわけですから,タンパプロ 2021の結果にてオリンピア 2021の出場を目指すことになります.
ローリーウィンクラーはタンパプロ 2021で優勝できるのか
ここで重要な疑問が,「ローリーウィンクラーがタンパプロ 2021で優勝できるのか」という疑問ですが,正直に言って,簡単なコンテストにはならないのは確かだと思います.
タンパプロ 2021ですが,現状では,オリンピア 2020では7位に入ったIain Valliereが出場することがアナウンスされています.
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Iain Valliereですが,2020年シーズンはニューヨークプロで優勝を果たすなど,非常に躍進した年になったのですが,そこでの仕上がりが悪く,各方面から非常に非難を受けていました.しかし,出場したオリンピア 2020では彼史上一番の仕上がりを披露し,7位に入りました.
この7位というのが,今回,ローリーウィンクラーがシカゴプロで敗れたHuneter Labradaを破っての成績ですから,単純に考えると,タンパプロ 2021はシカゴプロ 2021よりも難しいコンテストになるということが言えます.
翻ってローリーウィンクラーですが,彼がコンディションをそこまで上げてこないのは想定の範囲内だったのですが,私が個人的に驚いたのが,シカゴプロ 2021の結果でも書きましたが,ローリーウィンクラーのサイズになります.
ローリーウィンクラーといえば,現役の選手の中では,Big Ramy (ビッグラミー)に次ぐマスモンスターという印象が非常に強く,彼のストロングポイントと言えば,他を制圧するかの様なサイズ感でした.これにより,オリンピアで上位に食い込むためには,ダウンサイズをして,コンディションに重きを置くことが推奨されていたわけですが,今回のローリーウィンクラーを見た限りですと,コンディションが悪い上に,ダウンサイズしすぎていることがいます.
この原因ですが,2つ考えられ,一つが以前の記事でも触れた様に,彼が新型コロナウイルスの影響で満足にトレーニングができなかったこと,もしくは,年齢による衰えです.
特に,年齢による衰えですが,実はローリーウィンクラーは,2021年に44歳を迎え,ボディビルダーとしてはキャリアの後半に差し掛かってくる年齢になります.ほぼ同年代の選手に,Branch Warren (ブランチウォーレン) (2021年で46歳)やDennis Wolf (デニスウルフ) (2021年で43歳)がおりますが,いずれの選手も既に引退をしており,それを考えると,ローリーウィンクラーが年齢による衰えを発症していても全くおかしくないのです.
終わりに…
ローリーウィンクラーは,2021年シーズンは,シカゴプロ,タンパプロの他に,アーノルドクラシック in コロンバスオハイオに出場予定ですが,何れのコンテストも優勝するのは簡単ではないことから,もしかすると,2021年も「ローリーウィンクラーをオリンピアのステージで見ることができない」という事態が発生する可能性があります.