これは珍しい.クリスバムステッド,Ruff Diesel合同トレ

同じカテゴリーに所属しているトップ選手が合同トレーニングを行うケースというのは非常に珍しく,特に,コンテストの近くになると,「ほぼありえない」と言い切れるのですが,オリンピア 2021の直前に,オリンピア 2020のクラシックフィジークで1位と2位になったChris Bumstead (クリスバムステッド)とRuff DieselことTerrence Ruffinが合同トレーニングを行った様です.

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!

クリスバムステッド,Ruff Diesel合同トレの情報

クリスバムステッド,Ruff Diesel合同トレの情報ですが,以下のyoutubeの動画で確認することができます.

動画の作成元は,クリスバムステッドのyoutubeチャンネルになります.

この見覚えがあるジムは,恐らく,Nick Walkerが本拠地としているジムの可能性が高そうです.

今回の動画は,Ruff Diesel,Ruff DieselのコーチであるJoe Bennett,そして,クリスバムステッドの合同トレーニングになります,

トレーニング内容としては標準的で,レッグエクステンション,ハックスクワット,ランジ,レッグエクステンション,weight sledのトレーニングになります (weight sledとは,動画の通り,重りのついたソリを押す様なトレーニングになります.).

この動画の最後に,クリスバムステッドとRuff Dieselがポージングを行っていますが,やはり,両者ともに,オリンピア 2021から1ヶ月前ということで結構仕上がっているという印象です.

オリンピア 2021までは1ヶ月前になりますが,Ruff Dieselはアーノルドクラシック 2021にも出場するため,彼の方が2週間早く本番を迎えます.それを考えて,もう一度,両者を比較すると,クリスバムステッドがこの段階でかなり仕上がっていることがわかりますね (サイズという点で見ても,クリスバムステッドが圧倒的なのですが,サイズだけで勝負がつかないのがクラシックフィジークの難しいところです.).

トップ選手のオリンピア直前の合同トレは異例

今回紹介した動画が投稿されたのが2021/09/05になりますが,オリンピア 2021まで約1ヶ月という時点になり,この時点でのトップ選手の合同トレーニングというのは極めて異例です.

実際に,今回投稿されたトレーニングがいつ行われたのかは不明ですが,Ruff Dieselが自身のyoutbeチャンネルで公開している動画で,「オリンピア 2021までの一ヶ月の間,この街にいるクリスバムステッド」という発言をしていることから,トレーニングが行われた日も動画の公開日に近い日であることが推察されます.

動画の作成元は,Ruff Dieselのyoutubeチャンネルになります.

基本的には,コンテスト近くになると自身の身体の仕上がりをインスタグラムなどのSNSに投稿しない選手が多い中で,今回の合同トレーニング,しかもオリンピアで1位と2位だった選手が行うというのは非常に珍しいことになります.

実際に,オリンピア 2019ではクリスバステッドが1位,Breon Ansleyが2位であり,オリンピア 2017,2018ではBreon Ansleyが1位,クリスバムステッドが2位だったのですが,彼らが合同でトレーニングをしているのを見たことがありません (むしろ,過去にはBreon Ansleyがクリスバムステッドの背中と上腕二頭筋を糾弾するなど,両者が合同とレーニングをするというのはちょっと考えられません.).

クリスバムステッドとBreon Ansleyは,2017-2019年と3年連続で1ポイント差で決着がついており,両者が相手に隙を見せてはいけないと考えていたのかもしれず,それを考えると,今回,クリスバステッドがRuff Dieselとの合同トレーニングを承諾したのは,依然,両者の間に差があることを理解してのことだったのかもしれませんね.

終わりに…

クリスバムステッドは,彼のインスタグラムの投稿やyoutubeの動画を見れば分かりますが,脚がかなり強い選手であり,実際に,今回の動画でもまだ余力があったことを明かしています.

そんなクリスバムステッドに対して,脚トレの合同トレーニングを申し込むRuff Dieselは相当の胆力の持ち主ですよね.

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