オリンピア 2020のクラシックフィジークにて,大方の予想を裏切り,過去に2度タイトルを獲得しているBreon Ansleyを破り2位に輝いたRuff Dieselこと,Terrence Ruffinですが,現状ではクラシックフィジークの絶対王者と形容されているChris Bumsteadを破る自信がある様です.
今回は,この理由について皆さんとシェアしたいと思います.
Ruff Dieselがオリンピア 2021に自信がある理由について述べた動画
Ruff Dieselがオリンピア 2021に自信がある理由について述べた動画ですが,以下になります.
動画の制作元ですがDigitalMuscleTVになります.
今回の動画ですが,Shawn Ray (ショーンレイ)とがTerrence Ruffinにインタビューするという動画になります.
今回の動画は,全体として,約36分というやや長めの動画になります.
Ruff Dieselがオリンピア 2021に自信がある理由
Ruff Dieselがオリンピア 2021に自信がある理由については,以下の様に述べられています.
I beat him just on proportions and the completeness of my physique. I think I have a very unique physique. Just the way I beat him before. He’s always been bigger than me. I beat him back in 2016 at the Dayana Cadeau Classic, and he didn’t gain too much size. I think if we had to compare physiques, mine has improved a lot more in that timeframe,”
“I think I could use a little more in my hamstrings, my biceps, my upper body… I think size in the right areas can definitely help me. Beside that, I think my posing is good, my conditioning is always on point.”
プロポーションと体格の完成度だけで彼 (= Chris Bumstead)に勝ちました.私はとてもユニークな体格をしていると思います.以前,彼を打ち負かしたときのことです.彼はいつも私より大きかったです.Dayana Cadeau Classic 2016でも彼 (= Chris Bumstead)を倒しましたが,そこから,彼はあまりサイズが大きくなっていません.体格を比較するとしたら,その期間で僕の方がずっと良くなっていると思います.
ハムストリングス,上腕二頭筋,上半身など,適切な部分でのサイズアップは間違いなく自分の助けになると思います.それに加えて,私のポージングは良いと思いますし,私のコンディショニングは常にポイントを押さえています.
オリンピア 2020を見る限りでは,Ruff DieselとChris Bumsteadの間には結構大きな差がある様に見える中,Ruff Dieselが自身を見せる理由としては,Dayana Cadeau Classic 2016の成功体験があるためです.
Dayana Cadeau Classic 2016のクラシックフィジークの順位ですが,調べてみると以下の通りだった様です.
- 1位 Darrem Charles
- 2位 Terrence Ruffin
- 3位 Chris Bumstead
2016年というのは,クラシックフィジークが創設された初年度であり,このコンテストで1位だったDarrem Charlesはオリンピア 2016のクラシックフィジークで5位に入賞しています.
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2016年を振り返ると,オリンピア 2016の覇者はDanny Hesterであり,クラシックフィジークが創設された初年度ということもあって,ジャッジが何をみているのか今ひとつはっきりしなかった印象があります.
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ということを考えると,正直,2016年の成功例を根拠にするのは正直どうなんだろうと思ってしまいます.
Ruff Dieselのプロポーションを考えると,2016年から大きく進化しているのは想像に難くないですが,Chris Bumsteadのバックグラウンドにはボディビルディングがあることから元々,骨格ががっちりしており,そうなると進化の幅が大きくないというのは当然になります.
Ruff Dieselのポージングは非常に素晴らしいことは周知の事実ですが,サイズに関して言えば,まだまだChris Bumsteadと比較すると小さく,Chris Bumsteadが2019-2020年にかけて大幅に弱点がなくなったことを考えると,現状,Ruff Dieselが彼に勝つことは非常に難しいのではと考えてしまいます.
終わりに…
とは言いつつも,Breon Ansleyがまさかの3位になったことからわかる通り,クラシックフィジークがサイズと仕上がりだけでジャッジをしているわけではないことは明確であり,それを考えると,Ruff Dieselは間違いなく,オリンピアを優勝を狙うダークホースなんですよね.