新型コロナウイルスの拡大の影響で,世界中でボディビルディング大会は中止/延期になっていますが,それを受けて,IFBBが「写真と動画で審査を行う」というIFBB E-コンテストを実施する様です.
今回は,IFBB E-コンテストについて皆さんとシェアしたいと思います!
IFBB E-コンテストの情報源
今回,IFBB Eコンテストが開催されるという情報源は以下の投稿からです.
また,より詳細な情報については,以下の投稿も参考になります.
これは,IFBBのアマチュアリーグということですので,日本での管轄はJBBFとなります.そのため,JBBFのサイトにも詳細についてアップロードされていますね.
JBBF主催ということで,参加資格は以下の通りです.
- JBBFの選手登録者 (2019年もしくは2020年)
- 2019年以降,JBBF非認可団体でコンテスト出場経験のない方
また,今回は,インターネットを通じて投票して優劣を決めるため,競技者は以下を用意する必要があります (参考:JBBFのサイト).
男子
- メンズボディビル:約40秒のビデオを作成.紹介のコメントに続いて,すべての既定 7ポーズとさらに1つ選択したポーズを実施.
- クラシックフィジーク:約40秒のビデオを作成。紹介を行った後、4クォーターターンし,すべての規定7ポーズを実施.バキュームポーズが最も重要.
- メンズフィジーク 約30秒の動画を作成,紹介を行った後,Iウォークと 4クォーターターンを実施.
女子
- ビキニフィットネス:約30秒のビデオを作成.紹介を行ってから,Iウォークと 4クォーターターンを実施.
- ボディフィットネス:約30秒のビデオを作成.紹介に続いて Iウォークと 4クォーターターンを実施.
- ウェルネス:約30秒のビデオを作成.紹介を行ってから,Iウォークと 4クォーターターンを実施.
- ウィメンズフィジーク:約40秒のビデオを作成。紹介を行ってから、4クォータータ ーンと4つの規定ポーズに加えさらに 1つ選択したポーズを実施.
以上と登録料金30€を登録期間である2020/4/27までに用意する必要があります.
IFBB E-コンテストの賞金ですが,以下の通りです.
1位:250€,2位:150€,3位:100€
基本的に,JBBFの大会において賞金が支給されることはないため,額面としては少ないですが非常に珍しいと思います.
IFBB E-コンテストについて考えること
IFBB E-コンテストですが,取り組みは非常に良いことだと思います.
この様な取り組みは,以前のアーノルドクラシック オーストラリアの中止の記事で紹介したyoutubeチャンネル Nick’s Strength and Powerでの取り組みでも見られていました.
以前のJBBFのコンテスト中止/延期に関する記事で紹介した様に,コンテストシーズンにもかかわらず,JBBFの大会も中止/延期が決定しており,今回の決定は一部の大会出場を予定した方にとっては朗報ではないでしょうか.
また,今回の大会ですが,インスタグラムの投稿から分かる通り国際的な取り組みであるため,国内大会で見ることができなかった様なレベルの選手が出場する可能性があり,世界基準で自分自身がどの様なレベルにいるのか図ることが可能となります.
ただ,順位付けが,投票してそのポイントにより決めるという手法をとるため,正確な順位が出にくい点,撮影箇所の陰影によって身体つきがかなり変わって見える点が懸念事項であると言えます.
終わりに…
IFBBの今回の取り組みは非常に画期的だと思いました.
日本の各ボディビル団体も,以上の様な「写真,動画で審査する」というコンテスト形式をとっても良いのかもしれませんね.