Indy Pro 2022において,圧倒的な優勝候補として挙げられていたJustin Rodriguezは,ここ数年では最も仕上がりが悪く,これにより,まさかの4位に終わりました.続くNew York Pro 2022でもコンディションを大きく改善することができず,5位に終わりました.
5位にNew York Pro 2022の後に,彼は新たにコーチとしてGeorge Phara (ジョージファラ)に師事することを発表しました.
今回は,Justin Rodriguezがジョージファラに師事したという情報を皆さんとシェアしたいと思います.
ジョージファラとは
ジョージファラは,1971年,レバノン出身のプロボディビルダーです.身長は171 cm,体重は93-102 kgです.
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彼は,2000 NPC Nationalsでプロカードを取得し,2002年にプロデビューを果たします.オリンピアには,2002,2005,2008と出場し,特に,オリンピア 2008では,現在の212ポンドクラスの前身となる202ポンドクラスで5位に輝くなどトッププロの一人に数えられます.
現在は,競技から引退しており,コーチとして活躍しています.彼は選手時代にも有名だったのですが,コーチになってからさらに有名になり,その理由としては,デキスタージャクソンのコーチを長年務めているためです (また,現在はコンテストに出場しなくなりましたが,Kai Greene (カイグリーン)も彼に師事していました.).
2014年には,山岸秀匡選手もジョージファラをコーチとして招聘していたときもあり (正確には,チャールズグラスをトレーニングコーチとして,ジョージファラをニュートリションコーチとして雇っていた様な記憶があります.),その年,山岸選手はオリンピアで212ポンドクラスで過去最高の3位に入賞し,タンパプロでも優勝したという結果からも分かるとおり,ジョージファラはコーチとしての能力にも非常に優れていると言えます.
近年では,癌を患い闘病していたという話を聞いていたため,とりあえず元気になってくれて一安心といったところです.
Justin Rodriguezがジョージファラに師事するという情報
Justin Rodriguezがジョージファラに師事するという情報は以下のインスタグラムの投稿によります.
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今回の投稿で,彼がジョージファラに師事していることが分かり,また,この投稿のコメントの一番最初をジョージファラが行っていることから,Justin Rodriguezがジョージファラに師事しているということは間違いないと思います.
2022年シーズンは,2021年の素晴らしい仕上がりを中々見せることができていないJustin Rodriguezは,明らかにコンディション不足であることが言えます.この理由ですが,以前と比較してサイズが大きくなっていることが原因として考えられ,サイズを残そうとするあまり,コンディションがいまいちになっている可能性が挙げられます.
この点,ジョージファラは,サプリメンテーションに深く通じていることから,彼に師事することでJustin Rodriguezのコンディションが大きく改善する可能性はあります.
個人的には,Justin Rodriguezはもう少しサイズダウンした方がバランスが良くなりそうですが,この辺はジョージファラの裁量でどうなるのか注目です.
終わりに…
Indy Pro 2022及びNew York Pro 2022で優勝したBlessing Awodibu (アワディブ)もジョージファラに師事しており,それもあって,今回のコーチの人選だったのではないかと考えられます.
Justin Rodriguezは,2022年シーズンにおいて今のところ,いまいちな成績ですが,これからの活躍に期待ですね.