Michal Krizo,300 lbs (=136 kg)突破

Michal Krizo 300 lbs

2022年にIFBBエリートプロからIFBBプロに転向を果たしたMichal Krizoですが,2023年のオフシーズンに体重が300 lbsを突破したようです.

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.

Michal Krizoとは

Michal Krizoは,1986年生まれのスロバキア出身のボディビルダーです.身長は182 cmで体重は,118 -130 kgであり,個人的には.「IFBBエリートプロにしては,IFBBプロの様な体型をしているな」というのが第一印象になります.

 

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Michal Križo Križánek(@ifbb_elitepro_michal_krizo)がシェアした投稿 –

この写真を見れば分かる通り,非常に身体が大きいですよね.ただ,上半身が大きくてもウエスト周りが細く,まさにV字の体型を体現している存在であると言えます.また,腕まわりが非常に素晴らしく,特に上腕二頭筋まわりの太さは58 cmを超える様です.これら2つの特徴に埋もれがちですが,下半身ももちろん素晴らしく,大腿四頭筋はとんでもないことになっています.

彼は,2018年と2019年のアーノルドクラシック in ヨーロッパで優勝しており,IFBBプロリーグが2017以前の状態だったならば,理論上はミスターオリンピアに出場することができたはずでした.しかし,2017年に,IFBBプロとIFBBエリートプロが分裂したことがきっかけで,彼は,「IFBBエリートプロ」ということでオリンピアに出場することはできませんでした.

2022年にIFBBプロに転向し,初出場となったミスターオリンピア 2022では12位に入りました.

Michal Krizo,2023年オフシーズンに300 lbsを突破

Michal Krizoが2023年オフシーズンに300 lbs (= 136 kg)を突破したという情報は彼の以下のインスタグラムの投稿によります.

今回の彼ですが,ゲストポージングを行ったときのもののようです.

オフシーズンということで,コンディションは一旦置いておくとしても,一つの目安である300 lbsを超えたことを公表するということは,サイズアップに注力しているということでもあるかなと思います.

2022年シーズン前にもオフシーズンでは300 lbsを超えた情報がありますが,今回の方が前提的に筋肉の密度が高くなっている印象で,リーンバルクとして増えた可能性が高いですね.

Michal Krizoのサイズアップは必要か

Michal Krizoがオフシーズンに自身の体重を明らかにしている背景には,前述したように,2022年シーズンよりもサイズアップをしようとする意図があると思いますが,個人的にはやや懐疑的です.

正直,Michal Krizoのサイズに関しては,細かい部分は改善するところがありますが,2022年のシーズンでも既にトップ選手と戦えるレベルにあったと思います.彼は,IFBBプロリーグではサイズで勝負する選手ではなく,むしろ,サイズ勝負となると他に圧倒的に優れている選手が多いため,彼のそこでの優位性はないと思います.

むしろ,彼が優れているのは筋肉のつき方やバランスであり,そこが際立たつようにコンディショニングを整えることが重要なのではないかと思います.

Michal Krizoに必要なものはコンディショニング

以下がミスターオリンピア 2022での彼のポージングです.

動画の作成元はMOHIT FITNESSSというyoutubeチャンネルです.

このポージングですが,筋肉の凹凸感や身体の水分量をうまく調整できていない印象が強いです.

ただ,それでも圧倒的にストラクチャーは良いため,コンディショニングを改善さえすればミスターオリンピアでもトップ10に入る可能性は十分にあると思います.

終わりに…

Michal Krizoのコンディショニングについて,「IFBBプロリーグのレベルにない」と指摘する人もいたようで,確かに,彼のコンディショニングは他の選手と比較すると甘いです.2023年シーズンはそれをどの程度改善できるかに注目が集まります.

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