IFBBエリートプロの逸材と呼ばれているMichal Krizo Krizanek (Michal Krizo)が300 lbsを超える素晴らしい肉体を披露している一方で,重大な問題に直面しています.
今回は,Michal Krizoの近況アップデートについて皆さんとシェアしたいと思います.
Michal Krizoとは
Michal Krizoは,1986年生まれのスロバキア出身のボディビルダーです.身長は182 cmで体重は,118 -130 kgであり,個人的には.「IFBBエリートプロにしては,IFBBプロの様な体型をしているな」というのが第一印象になります.
この写真を見れば分かる通り,非常に身体が大きいですよね.ただ,上半身が大きくてもウエスト周りが細く,まさにV字の体型を体現している存在であると言えます.また,腕まわりが非常に素晴らしく,特に上腕二頭筋まわりの太さは58 cmを超える様です.これら2つの特徴に埋もれがちですが,下半身ももちろん素晴らしく,大腿四頭筋はとんでもないことになっています.
彼は,2018年と2019年のアーノルドクラシック in ヨーロッパで優勝しており,IFBBプロリーグが2017以前の状態だったならば,理論上はミスターオリンピアに出場することができたはずでした.しかし,2017年に,IFBBプロとIFBBエリートプロが分裂したことがきっかけで,彼は,「IFBBエリートプロ」ということでオリンピアに出場することはできませんでした.
Michal Krizoの近況アップデート
Michal Krizoの近況アップデートですが,以下の投稿です.
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この投稿を見れば分かる通り,非常に”リーン”な肉体をしていることが言えます.彼はインスタグラムのストーリー上で,体重が300 lbs (=約136 kg)を超えているということを報告しているのですが,正直,そんな感じに見えないのが不思議なところです.この理由としては,彼の身長は182 cmであり,彼の身長から考えると体重はもっと欲しいというのが実際のところでしょうか.
Michal Krizoが抱える問題
Michal Krizoが抱える問題ですが,ボディビルディング情報サイトarBendからの情報です.
今回の問題は,政治的な問題が絡んでおり,オリンピックでのボディビルディングの開催を目標としているIFBB エリートプロリーグは,国際オリンピック委員会(IOC)の指示に従った様です.
Considering the dramatic situation that is hitting and isolating Ukraine, according to the IOC’s strong recommendations, and as well in order to preserve the integrity of IFBB activities and the safety of all the participants, the IFBB Executive Committee has decided that Russian and Belarusian athletes and officials will not be allowed to participate in the IFBB international competitions.
IOCの強い勧告によるとウクライナを襲い孤立させている劇的な状況を考慮し,また.IFBBの活動の整合性とすべての参加者の安全を守るために,IFBB執行委員会はロシアとベラルーシの選手と役員のIFBB国際大会への参加を認めないことを決定しました.
以上から分かる通りMichal Krizoは,ロシアの問題が解決するまでコンテストへ出場できないということがわかります.
同様の方策をIFBBプロリーグも採用することを決めており,このことから,特例でIFBBプロのコンテストに出場するということもできなくなり,前述した通り,これだけ調子が良さそうなのにそれを見れないのは残念ですよね.
終わりに…
以上の決定からわかる通り,ロシア人選手はコンテストから完全に締め出しを食う状態になることがわかりますが,この決定により,同じくロシア人のプロ選手であるVitaliy Ugolnikovもコンテストに出場できなくなります.
両者,素晴らしいポテンシャルを持っているだけに政治の問題は別にすると,残念ですよね.