ジェイカトラー,現役時に1日140個の卵白を食べる日もあった

オリンピア 2006,2007,2009,2010を制したJay Cutler (ジェイカトラー)はサイズアップをするためにとんでもない量の食事を摂っていたのは非常に有名な話ですが,今回,ジェイカトラーがその具体的な量について言及している動画を見つけました.

今回は,ジェイカトラーの現役時代の食事について語った動画を見つけたため,皆さんとシェアしたいと思います.

ジェイカトラーが現役時代の食生活について語った動画

ジェイカトラーが現役時代の食生活について語った動画ですが,以下の動画です.

動画の作成元は,Michael Sartainというyoutubeチャンネルです.このyoutubeチャンネルですが,ボディビルを専門に扱っているというわけではないため,この動画でジェイカトラーをゲストに招いたのはかなり新鮮の様に思えます.

動画の長さは,1:58:55です.

ジェイカトラーが現役時代の食生活の一端

今回の動画では,ジェイカトラーの現役時代の食生活についていくつか言及していますが,やはりその中でも一際,目を引いたのは卵の食べる量でしょう.

They didn’t have pasteurized egg whites. Now you can buy the cartons and you can drink them. It’s actually a very good source of protein instead of frying them up. So, I was cracking the eggs, flipping the yolk out, throwing it and having the egg whites. So, it was a lot of work. I’m not going to lie, there was a lot of diets I ate 140 egg whites a day. So I was cracking eggs non-stop.

当時は低温殺菌の卵白がなかったんです.今はパックで買えるし飲むことができます.卵焼きを食べるよりも効率的にタンパク質を摂取することができるんです.だから,当時,私は卵を割って,黄身を取り出し,捨てて,卵白を食べていました.だから,大変だったんですよ.正直言って,1日に140個の卵白を食べる食生活もたくさんありました.だから,ひたすら卵を割っていました.

卵は非常に栄養価が高く,特にボデイビルダーは卵白を好んで食べる選手が多いですが,正直,140個というのは初めて見ました.この140個ですが,現在ではエッグホワイトが単独で販売されていることから理論上は摂取することは難しくはありません (それでも,それを1日で摂取しようとする人はほとんどいないと思いますが….).しかし,当時は,ジェイカトラーが指摘する様に,アメリカでは低温殺菌された卵が無く (現在でもアメリカにおける卵というのは,低温殺菌されていないものが一般的な様であり,基本は生食できない様ですね.),1個ずつ殻を割って調理して食べていたというのは,とんでもない精神力の持ち主であると感じました.

140個の卵白は,タンパク質換算では約420 g程度であり,当時のジェイカトラーの体重が270 lbs (=約122 kg)であることを考えると,卵白だけで日常生活で必要なタンパク質の量をカバーすることができている様に思えますが,おそらく,これ以外にも,肉を食べているはずなので,1日のタンパク質摂取量は少なくとも600 gは超えていると考えて差し支えないでしょう.

以上の様な食生活を行った弊害として,ジェイカトラーは今日まで食事に対して意欲的だったことはほとんどないということが述べられています.そもそも,彼がここまで卵にこだわった理由として,元々,好き嫌いが多く,卵は偶然嫌いではなかったからの様です.だからこそ,ここまで卵の摂取に意欲的に取り組んだことが考えられますが,それが食生活に対する意欲の減退につながった一つの理由なのかもしれませんね.

終わりに…

今回の動画の中では,この他に,1日に4 kg以上の肉を食べていたこともあることが明かされており,以上を鑑みると彼は本当にとんでもない食生活を行っていたということがわかります.

ジェイカトラーが主に活躍していたのは,1990年代後半から2000年代にかけてであり,当時は,やはりRonnie Coleman (ロニーコールマン)という絶対的な王者が君臨している中で,彼に肉薄するためには食事内容から徹底する必要があったということは容易に想像することができます.

タンパク質でこれだけの量を摂っていたことから,炭水化物もとんでもない量を摂っていたことが想像でき,やはり,ボディビルは食事だと再認識させられました,

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