オリンピア 2006,2007,2009,2010を制したジェイカトラーの最大のライバルは,オリンピアを史上最多タイの8連覇を成し遂げたRonnie Coleman (ロニーコールマン)であり,ジェイカトラーはロニーコールマンを破るために数々の方策を実施したことで有名です.
その中の一つに,過去にジェイカトラーはロニーコールマンのトレーニングを真似したことがあるという話は非常に有名ですが,彼らのトレーニングの違いはどこにあるのでしょうか.
今回は,ジェイカトラーが語る彼とロニーコールマンのトレーニングの違いについて皆さんとシェアしたいと思います!
ジェイカトラーがロニーコールマンとのトレーニングの違いについて述べた動画
ジェイカトラーロニーコールマンとのトレーニングの違いについて述べた動画ですが以下になります.
今回の動画の作成元は,Greg Doucetteのyoutubeチャンネルです.
今回の動画の長さは11:03と短めになっています.
ジェイカトラーとロニーコールマンとのトレーニングの違い
ジェイカトラーとロニーコールマンとのトレーニングの違いですが,以下のように述べられています.
Listen I could get some resistance here because I was once every five to seven days. I was a high-volume trainer, meaning I did 20 plus sets per body part. Little extreme. Training with Ronnie Coleman, he liked to do 9-12 sets per body part. So, he did body parts twice a week. Phil Heath did the same thing. I was once every five to seven days. I truly believe a muscle needs 72 hours of rest before you train it again.
聞いてください.私は5~7日に1回の割合で鍛えることから,ここで抵抗ができました.私はハイボリュームトレーナーで体の部位ごとに20セット以上やっていました.ちょっと多いですね.ロニーコールマンのトレーニングでは,体の部位ごとに9~12セット行っていた.だから,彼は週に2回,体の部位をトレーニングしていました.フィル・ヒースも同じことをしていました.私は5~7日に1回でした.筋肉は72時間休まないとまた鍛えられないと思うのです.
冒頭でも述べた通り,ジェイカトラーとロニーコールマンが全く異なるトレーニング方法を採用していたのは有名な話です.
ジェイカトラーが比較的軽い重量で (それでもとんでもない重量ですが….)トレーニングを実施していたのに対して,ロニーコールマンはとにかく重量を扱っていたことは有名な話です.
実際のトレーニングボリュームについては,今回ジェイカトラーが述べている通りであり,ロニーコールマンは高重量を扱うからこそ1回のトレーニングでのセット数を少なくして,代わりに,週に同一部位を2回トレーニングするという方法を採用していたようです.その一方で,ジェイカトラーは,1回のトレーニングで実施するセット数を多くする代わりに,週に1回のトレーニングで済ませていたようです.両者のセット数の差ですが,ジェイカトラーはロニーコールマンの約2倍のセット数をこなしており,このことから,ロニーコールマンが週に2回トレーニングを行うことでセット数ベースで考える上でのボリュームは両者で同じくらいになるのが興味深いです.
実際にどちらが良いかということは一概に言うことは難しいですが,一般的に,ロニーコールマンが現役引退後に数多くの手術をこなしているのを見ると,1回のトレーニングで高重量を扱いセット数を少なくして週に複数回実施するよりは,1回のトレーニングでそこまで重量を扱わずセット数を多くして週に1回実施する方が良いのかもしれませんね.
終わりに…
週に同一部位を何回トレーニングするのが良いのかということは,長年議論されている問題であり,正しい回答というのはないと思います.
ただし,よく聞くのが,今回少しでてきたフィルヒースの話であり,当初の彼のように,背中のトレーニングを週に何回か実施するという選手は比較的多いように感じます.