George Petersonが212 lbsクラスに転向した理由

オリンピア 2017,2018,2019にて3年連続で3位となり,オリンピア 2020では212 lbsクラスに転向し,転向1年目でまたまた3位に入賞するという離れ業を成し遂げたGeorge Petersonが自身の212ポンドクラスへの転向理由について語っている動画を見つけました.

今回は,この動画を皆さんとシェアしたいと思います!

George Petersonへのインタビュー動画

今回のGeorge Petersonへのインタビュー動画ですが,以下の動画になります.

動画の作成元は,Generation Ironになります.

今回の動画ですが,大きく分けて3つのことについて語られています.まず,2020年のコンテスト準備について,次に,George Petersonがクラシックフィジークを選択した理由,最後に,212ポンドクラスに転向した理由になります.

2020年のコンテスト準備についてはあまり内容がないため,今回の記事では,George Petersonがクラシックフィジークを選択した理由及び212ポンドクラスに転向した理由についてシェアしたいと思います.

George Petersonがクラシックフィジークを選択した理由

オリンピアのクラシックフィジーク部門に出場する度に,「ボディビルディング向きの身体」と評価されてきたGeorge Petersonが「そもそもなぜ,クラシックフィジークを選択したのか」という疑問ですが,その答えは,彼のコンテスト経歴にある様です.

そもそも,George Petersonがボディビルディングを始めた理由が,彼が当時行っていた空手の補助運動のためのウェイトトレーニングが原点であり,友人の勧めもあって2008年にコンテストに出場し始めた様です.

(これが恐らく2008年の当時のGeorge Petersonの様です.)

当時は,クラシックフィジークというカテゴリーがなく,ボディビルディングの中で中量級→軽重量級→重量級と徐々に体重が上のクラスに出場していった様ですが,これが裏目に出て,2013年に一度競技を辞めてしまった様です.

そこから,2016年にクラシックフィジークというカテゴリーが新設されて競技に復帰し,2016年に行われたNPCのコンテスト (110人規模)のオーバーオールで優勝を果たし,プロ転向を果たします.

ここで,クラシックフィジークを選択したのは,2013年当時の反省があり,「当時,軽重量級のカテゴリーに留まっていれば,もっと活躍できたかもしれない」という考えがあったからの様です.

ここからの経歴については,皆さんも知るところでしょう.

George Petersonが212ポンドクラスに転向した理由

George Petersonが212ポンドクラスに転向した理由ですが,彼が,212ポンドクラスに転向するのは難しい決断だったとしながらも,クラシックフィジークというカテゴリーにおいて,これ以上の改善は難しいと判断したからの様です.

クラシックフィジークに出場していた当時のGeorge Petersonは,コンテストに出場するために10 lbs近くの減量を行っていた様です.特に,彼がクラシックフィジークのカテゴリーで最後の出場となったオリンピア 2019では208-209 lbsから192 lbsと約16lbs ( = 7.26 kg)の減量を行ってのですが,皆さんも知っての通り,3位に終わりました.

オリンピア 2019のGeorge Ptersonについて,彼曰く「間違いなく最高のパッケージであった」と述べると同時に,「これで勝つことができなければクラシックフィジークのレギュレーションではこれ以上の改善は不可能」と判断し,212ポンドクラスに転向することになった様です.

余談ですが,このクラシックフィジークのレギュレーションに対しては,Breon Ansleyも苦言を呈していますね.恐らく,長年クラシックフィジークで戦ってきた選手ほど,改善を続け,筋肉の量も増えてきていますから,体重制限をクリアするのが難しくなっているのでしょう.

終わりに…

George Petersonがオリンピアのクラシックフィジークで3位になる度に,多くの人は「彼がボディビルディング向きである」と述べており,それについてもGeorge Petersonは認識していた様です.

ただ,「「クラシックフィジーク」の定義とは人それぞれである」と述べており,彼は,自分自身がクラシックフィジークのスタンダードになりたかった旨について語っています.

だからこそ,212ポンドクラスへの転向の決断容易ではなかった様です.ただ,転向して1年でオリンピで3位ですから,これからの活躍が非常に楽しみですね!

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