ハニーランボットはHadi Choopanの仕上がりに自信有り

ハニーランボット Hadi Choopan

ミスターオリンピア 2019,2020,2021で3位,4位,3位の成績を残しているHadi Choopanについて,彼のコーチであるHany Rambod (ハニーランボット)は,彼のミスターオリンピア 2022での仕上がりに自信があるようです.

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.

ハニーランボットとは

“THE PRO MAKER”こと,ハニーランボットは,1975年クウェート生まれであり,そのルーツはウェイトリフティングにある様です.

 

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ハニーランボットは,コーチとして非常に有名であり,その理由としては彼がコーチングした選手の多くがオリンピアで大変素晴らしい成績を残しているためです.

彼が過去にコーチングを行った代表的な選手としては,ミスターオリンピアを4度制したJay Cutler (ジェイカトラ―),ミスターオリンピアを7連覇したPhile Heath (フィルヒース),オリンピアのメンズフィジークを4連覇したJeremy Buendia (ジェレミーブエンディア)が挙げられ,コーチとして大変な数のオリンピアタイトルを持っています (恐らく,コーチとして19回のオリンピアを制しています.).

 

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Hadi Choopanのコーチとしても有名であり,Hadi Choopanの類まれなる肉体に併せて,Hany Rambodが素晴らしい調整を指導するため,Hadi Choopanはミスターオリンピア 2019では3位入賞,オリンピア2020,2021では4位,3位素晴らしい成績を残しています.

Hadi Choopanとは

Hadi Choopanとは,1987年イラン生まれのプロボディビルダーです.身長は169 cm、体重は100-105 kg程度と言われています.

彼は,2008年からコンテストに出場しており,恐らく,Mr. Olympia Amateur 2017 でプロカードを取得し,同年からプロデビューしています.ちなみに,彼のコーチである,Hany Rambodはこのときから彼を指導しているようです.

彼を世界レベルの知名度にしたのが,2017年に韓国で行われたAsia Grand Prixでしょう.当時のAsia Grand Prixは,オリンピアの直後に行われ,通例,オリンピアの優勝者はオリンピア後に世界各国で行われるコンテストに出場しないのが慣例になるのですが,2017年に行われたAsia Grand Prixは別で,当時,212ポンドクラスで絶対王者だったフレックスルイスが参戦しています (ちなみに,Hadi Choopanについて,現在はオープンクラスの選手ですが,当時は212ポンドクラスの選手でした.).

Asia Grand Prix 2017

結局,このコンテストでHadi Choopan (中央左)はフレックスルイス (中央)に敗れるのですが,プロ転向一年目の選手が当時オリンピアを6連覇していた絶対王者を追い詰める形となり,今でも,そのとき「Hadi Choopanの方が良かった」という声が多数を占めています (この点からも,オリンピア 2020では当時の再戦を非常に楽しみにしていたのですが,フレックスルイスが肩の怪我で欠場するのであればしょうがありません….).

それからも快進撃を続け,バンクーバープロ 2019で優勝,初出場のオリンピア 2019では3位入賞,オリンピア2020,2021では4位,3位と非常に素晴らしい成績を残しております.

ハニーランボットがミスターオリンピア 2022でのHadi Choopanについて述べた動画

ハニーランボットがミスターオリンピア 2022でのHadi Choopanについて述べた動画は以下です.

動画の作成元は,ハニーランボットのyoutubeチャンネルです.

今回の動画の長さは30:30です.

Hadi Choopanはかなりサイズアップした模様

今回,ハニーランボットはHadi Choopanがアメリカに入国したことで,彼の肉体をかなり久しぶりに見ることになったと想定されますが,その進化について以下のように述べています.

He has grown tremendously. I feel like with him now, it’s really about just staying on top of his food, continuing to work on his training techniques so he can engage his back more, get those lats wider because it’s going to help accentuate more of the x-frame as he grows and continuously trying to build fuller quads, so the lower part of the x-frame is going to really stand out as well

彼はとてつもなく大きくなりました.彼の場合,食事に気を配り,トレーニング技術を向上させ,背中をもっと鍛え,広くすることで,成長とともにXフレームがより強調されるようになり,さらに大腿四頭筋を太くすることでXフレームの下部がより際立つようになるでしょう.

今回の発言から,Hadi Choopanは2022年シーズンで相当に大きくなっていることが示唆されます.

ここで,「Xフレーム」というのは,ボディビルディングで「理想的」と言われる体型です.メンズフィジークでは,「Tシェイプ」が理想的とされていますが,それに加えて,ボディビルディングでは脚を見せる必要があるため,大きくすることが必要となります.これにより,「肩と下半身が発達している中で,ウエストが細い」という状態,つまり,「Xシェイプ」となり,これがボディビルディングでは推奨されています.

ただし,Hadi Choopanの最大の強みはコンディショニング

ただし,ハニーランボットは,あくまでもバランスが重要であり,「コンディショニング」と「サイズ」を両立することがHady Choopanの強みであると指摘します.

You don’t want to go so big that you start to kind of screw up your shape. There’s a balancing act to it. You also don’t want to be small next to a guy like Big Ramy because he’s got the size. You have him with the size, Brandon Curry with the aesthetics, and you have Hadi with the conditioning.

あまり大きくしすぎて体型が崩れてしまうようでは困ります.バランスをとることが大切です.また,ビッグラミーのようにサイズがあるからといって,その横で小さくなってもいけません.ビッグラミーにはサイズがあり,ブランドンカリーには身体の美しさがあり,ハディにはコンディショニングがあるのです.

Hadi Choopanは,コンディショニングに関しては,ほぼ外すことはなく,毎回非常に素晴らしい仕上がりを披露しています.

それに加えて,彼がある程度のサイズをつけることができれば,間違いなく「ビッグラミーを脅かす存在である」ということが言えます.

終わりに…

ハニーランボットが指摘するように,Hady Choopanは,毎回コンディションが素晴らしく,正直,ほぼ弱点がないと言っても過言ではありません.そのため,ビッグラミーと比較した際に,そのコンディションの良さは大きな強みであり,彼を猛追することができる大きな要因の一つになり得ますね.

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