筋トレはハードワークだからこそ体の酸化に気をつけましょう

突然ですが,皆さんの体は酸化しています.

特に,筋トレをしている人ほど,体の酸化の進行度は高いです.

今回は,この「体が酸化している」ということについて,身体が酸化するとどの様な影響あるのか,その予防法とはについて皆さんに公開します!

体が酸化するメカニズム

まず,一般的な生活をしている中で体が酸化するメカニズムについて説明を行います.

人は酸素を吸って二酸化炭素を放出して生きています.ここで吸った酸素の一部が活性酸素になります,また,体内で栄養素をエネルギー源に変換させる際に,副産物として活性酸素が生成されます.以上で述べた活性酸素が体の酸化に大きな影響を及ぼしており,通常の酸素以上に酸化する能力が高いという問題点があります.

この問題点に対して,人体には活性酸素を除去する仕組みがあり,このため酵素や抗酸化剤が使われます.ここで除去しきれなかった活性酸素が主に体を酸化させます.

すなわち,人が生きている限り酸化は免れない現象であるということが言えます.

次に,生活に加えて,我々が付加的に行う行為によっても酸化は引き起こされます.その典型的な例が喫煙や運動不足であり,さらに,過度な運動も酸化の一因に挙げられています.これらの行為によって、活性酸素を除去する抗酸化機能が低下し,活性酸素の生成と除去のバランスが崩れることによって酸化が促進されます.

言い換えますと,我々の様なハードにトレーニングを高頻度で行っているトレーニーは特に体の酸化に気をつけなければなりません

体が酸化すると起こる問題

それでは,体が酸化すると生じる諸問題について説明します.酸化で生じる問題は以下が挙げられます.

  • 老化
  • 疾病 (癌,脳卒中,心筋梗塞など)
  • 胃腸障害

なんとも,酸化という所謂,経年劣化から考えられそうな問題ばかりが挙げられていますね….

老化

まずは,老化です.

老化は非常に抽象的な現象ですが,老化が進行することで体の全身 (神経系から呼吸系に至るまで全て)に悪影響が生じます.これらは,後述する様な疾病以外を誘発する原因となる可能性があります.したがって,健康を増進するという目的のために老化は防止しなければならない現象になります.

特に女性の中では,筋トレを行っている理由の一つとして老化を防止するというアンチエイジング効果を目的に行っている人もいるかと思いますので,その様な方は特に注意する必要がありますね.

疾病

次に,疾病です.

酸化に伴う代表的な疾病には,癌及び動脈効果に伴う脳卒中,心筋梗塞が挙げられます.

癌に関しては我々日本人は.男女に差はありますが約2人に1人がかかる疾病であると言われているため,酸化に伴うリスクは減らしたにこしたことはないでしょう.

動脈硬化については,動脈硬化に由来する疾病が日本人の死因の約1/4を占めていることから分かる通り,重篤な問題であると言えます.

胃腸障害

最後に,胃腸障害です.これがトレーニーにとって,最重要な要素ではないでしょうか.

胃が健康でないと多くの食べ物を食べることができないことから体を大きくすることは難しいですし,腸は栄養の吸収や免疫を司っている臓器になります.すなわち,胃腸を健康に保つということは,直接的に筋肥大につながるため,酸化による胃腸障害はトレーニーとしてできるだけ減らしたいですね.

体の身体の酸化を防ぐためには

体の酸化を防ぐためには,酸化の原因となる喫煙などの不摂生を減らすことはもちろんですが,特定の食品を摂取することで効果を見込むことが可能です.

  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ポリフェノール
  • ミネラル
  • カロテノイド (パプリカなどの色素成分)

以上を見るとわかるとおり,これらを十分に摂取するためには種々の野菜や果物を食べる必要があります.しかし,微量栄養素についてご存知の方は分かるかと思いますが,マルチビタミンのサプリメント を摂取することでこれらの大半はカバーすることが可能となります

したがって,マルチビタミンは,筋合成のスイッチを入れるためにも重要ですが,酸化を抑制し日々の健康を保つためにも重要な役割を果たしているということですね.だからこそ,マルチビタミンは筋トレを始めたばかりの人にもプロテインと共に摂取して頂きたいサプリメントになります.

終わりに…

酸化というと,どうしても金属の腐食のイメージがあることから,「体の酸化を防ぐ」というと,なんともマユツバな感じがしなくもないのですが,実際に体が酸化しているということは紛れもない事実の様です.

特に,我々の様にハードにトレーニングを行っている人ほど体の酸化が進行しています.筋トレをした結果,体の酸化が進み,逆に不健康になってしまうという現象を防止するために,しっかりと栄養補給をして体の酸化を防ぎましょう!