衝撃的なニュースが入ってきました.
アーノルドクラシック 2017で優勝したCedric McMillan (セドリックマクミラン)が死去しました.
今回は,このニュースを皆さんとシェアしたいと思います.
セドリックマクミランとは
Cedric “The One” McMillaranは,1977年アメリカ生まれのプロボディビルダーです.身長は185.4 cm (ボディビルダーとしては非常に身長が高く,だからこそ,同じくらい身長のあったアーノルドシュワルツェネッガーと比較されることが多いです.),体重は134-141 kgになります.
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彼は,2009 NPC National Championshipsで優勝することでプロカードを取得し,2012年にはNew York Proで優勝します.オリンピアには,2013,2016,2017,2018,2019で出場し,2016,2019では7位に入ります.
セドリックマクミランは,オリンピアよりも毎年三月に行われてきたアーノルドクラシックの方が状態が良いことが多く,アーノルドクラシック in コロンバスオハイオには,2013-2020に出場し,特に2017では優勝を果たしています (2016もセドリックマクミランが優勝という声も多いですが,Kai Greene (カイグリーン)に敗れて2位に終わっています.).
以上のことから,彼はアーノルドクラシックに並々ならぬ思い入れがあることが分かり,だからこそ,アーノルドクラシック 2022の欠場は彼にとって相当難しい決断だったと思います.
セドリックマクミラン死去の情報
セドリックマクミランが亡くなったという情報ですが,以下の動画で知りました.
動画の作成元は,Nick’s Strength and Powerになります.
セドリックマクミランは,アーノルドクラシック 2022に出場予定でしたが,急遽,出場しないことが決定し,その理由が「胃に何かしらの問題がある」ということでした.その胃の問題ですが,実際に何が問題なのかはっきりしておらず,セドリックマクミラン自身も相当参っている様で引退を仄めかす発言をしていました.
そこから,インスタグラムでは活動していることを確認できる程度には更新をしていましたが (そもそも,彼はインスタグラムをそこまで頻繁にアップデートする選手ではありませんが…),体調がそこからどうなっていたのかは不明だったため,今回の彼の死去の情報は非常に驚きました.
彼はCOVID-19に感染し,心臓疾患を患うことで死の淵を経験したという情報がありました.また,2021 Legion Sports Festのファイナルを欠場したあたりから,彼の健康状態について疑問を感じる人は非常に多かったと思いますが,体重を増やして2022年シーズンに備えているという情報もあったことから,今回,彼が逝去したという情報は残念でなりません.
セドリックマクミラン死去の情報を受けて
今回,セドリックマクミラン死去の情報を受けて,また将来有望な選手が亡くなり非常に残念です.
ボディビルダーの死去は,有名な選手としては2021年のGeorge Peterson (ジョージピーターソン),Shawn Rhoden (ショーンローデン)と立て続けに発生し,ジョージピーターソンが37歳,ショーンローデンが46歳で亡くなりました.
今回亡くなったセドリックマクミランも44歳と,彼らの年齢に非常に近く,このことから分かる通り,ボディビルディングの栄養プロトコルが選手の健康に対して悪影響を与えるのは必至であり,それは,現役生活を長く続けているほど顕著であることが分かります.
ジョージピーターソンとショーンローデンの死去を受けて,オリンピアでは選手の健康をどの様にして守るかということが積極的に議論される様になり,この議論は今回のセドリックマクミランの死を受けてより活発化しそうです.
終わりに…
セドリックマクミランが引退を仄めかす時点で,相当に健康に問題を抱えていることが推察されましたが,それにしても,44歳で亡くなるというのは,早すぎるとしか言いようがありません.
ご冥福をお祈りします.