ある特定のスパンを決めて (1ヶ月が多い気がしますが),特定の種目を毎日行うことで身体に起こる変化を見るという試みがSNS上で非常に人気ですが,今回見つけた試みは従来のそれとは大きく異なります.
今回は,1年間,毎日,腕立て伏せを4000回以上行ったNate Craroll (ネイトキャロル)がギネス記録を更新したという情報を入手したので,皆さんとシェアしたいと思います!
ネイトキャロル,ギネス記録更新の情報
ネイトキャロルがギネス記録を更新したという情報ですが,彼の以下のインスタグラムの投稿によります.
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アメリカ本国でもニュースになった様であり,以下の様な動画も見つかります.
動画の作成元は,NBC 26のyoutubeチャンネルになります.
そもそも,ネイトキャロルは,1日に4000回以上の腕立て伏せを毎日行っており,2021/06/06にギネス記録を更新するのに合わせてメットライフスタジアムで行った腕立て伏せの動画が今回紹介したものになります.
ちなみに,1年間で彼が行った腕立て伏せの総数は1500231回となり,これは,1年を365日で計算した場合,約4110回/日となります.これまでの記録が,1989年にPaddy Doyleが記録した1500230回になっており,ネイトキャロルは2021/06/13にちょうどチャレンジから1年間となる様で,1500231回から回数を伸ばしている様です.
なぜ,ネイトキャロルは1日4000回以上の腕立て伏せチャレンジに挑戦したのか
ネイトキャロルが1日4000回以上の腕立て伏せチャレンジに挑戦した理由については,以下の様に述べています.
I wanted this to honor those families who lost their mom or dad in service to our nation. Each day I spent time reflecting on my appreciation for the job first responders do and the fact that each pushup was earning donations to provide mortgage-free homes to these heroes and their families.
= 私は,この栄誉をこの国で母親や父親を失った家族に届けたいです.私は,毎日、事故,災害の際に最初に現場に駆けつける人の仕事への感謝と,各腕立て伏せがこの様なヒーローとその家族に住宅ローンのない家を提供するための寄付を集めていたという事実を振り返るのに時間を使いました.
ネイトキャロルは,そもそも,このチャレンジが相当な注目を集めるということを念頭に置いた上で,上記で述べた様な人に対して援助ができる様に資金を集めていたということです.
1日4000回以上の腕立て伏せチャレンジの効果
今回のチャレンジの目的は,「資金を集める」ということでので,ボディメイキングを目的とする一般的なチャンレジとは異なりますが,それでも,やはり,特定の変化はあった様です.
The most dramatic change was my mental strength and the understanding that the body is a phenomenal creation, and if properly cared for and conditioned, can endure significant physical stress and accomplish tremendous feats,
最も劇的な変化は,精神的な強さと体が想像を絶するものであり,適切に世話をし,調整すれば,大きな身体的ストレスに耐え,途方もない偉業を成し遂げることができるという理解でした.
ここから読み取れるのは,高回数の腕立て伏せチャレンジで身につけることができるのは,精神的なものであるということです.毎日,これだけ腕立て伏せをすれば,恐らくある一定のところまでは,身体に変化が出てくるとじゃ思うのですが,それ以降で変化するのはやはり精神的なものなのでしょう.
精神的な強さが身に付くというのは,1日100回の腕立て伏せでも言及されており,そう考えると,高回数の腕立て伏せのボディメイキング的な意味というのは,やはり,ほとんどないのかなと感じてしまいます.
終わりに…
腕立て伏せですが,1回に早くて1秒でできると考え,連続で実施したと仮定しても4000秒,すなわち,約1時間7分かかることになります.ただ,実際には,連続でできる人は存在せず,ペースが落ちること,インターバルをとること等を考えると,これの3-4倍以上の時間がかかっていたのではないかと想像できます.
毎日の生活の中でそれだけの時間を腕立て伏せのために捻出するのは非常に難しく.そこからも,今回の記録がどれだけ難易度が高いのかが分かりますね.