ビッグラミーの初優勝で幕を閉じたオリンピア 2020ですが,オリンピア終了後からビッグラミー.彼のコーチであるChad Nicholls,そして直前までビッグラミーとトレーニングを行っていたデニスジェイムスがこぞってオリンピア 2020直前のビッグラミーの状態をSNS上に投稿しています.
今回は,それらの投稿を見ながら,ビッグラミーのオリンピア 2020の前のコンディションについて皆さんとシェアしたいと思います!
ビッグラミーのオリンピア 2020直前の状態
ビッグラミーのオリンピア 2020直前の状態ですが,冒頭で述べました通り,ビッグラミー.彼のコーチであるChad Nicholls,そして直前までビッグラミーとトレーニングを行っていたデニスジェイムスが投稿しております.
「なぜ今投稿するんだ」と思う方も多いと思いますが,ボディビルダーの多くはコンテスト前には,自分自身の仕上がりを悟られない様にするために,自身の身体の状態をアップデートしないことが多く,特にビッグラミーはそれが顕著です.
ビッグラミーの投稿
まずは,ビッグラミー自身の投稿です.彼の投稿はサイドチェストになります.
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この投稿がオリンピア 2020の1週間前になります.
2020年のビッグラミーは,全てのポージングが強かったですが,特にこのサイドチェストは圧巻でした.私の個人の見立てですが,およそ,以前までの調子の良いときのビッグラミーは,この1週間前くらいの状態でコンテストに出場していたのですが,2020年のビッグラミーは,この状態からさらに仕上げてきていたため,素晴らしかったです.
Chad Nichollsの投稿
次に,ビッグラミーのコーチであるChad Nichollsの投稿になります.
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この投稿がオリンピア何日前なのかは分かりませんが,写真をみて分かる通り,特に腹筋周りの仕上がりが素晴らしいことが分かります.
ビッグラミーは,サイズが非常にあるため,腹筋周りもバブルガットが進んでいるかと思いきや,元来,非常にウエストはタイトなんですよね.今回は,そのタイトなウエストに加えて,ここまでしっかりとミッドセクションがコントロールされているわけですから,評価が高いですよね.
デニスジェイムスの投稿
最後は,デニスジェイムスの投稿になります.
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この投稿がオリンピア 2020の6日前になります.
デニスジェイムスは,フロント,バックから多くのポージングを投稿していますが,皮膚感,バスキュラリティが非常に素晴らしいことが分かります.
デニスジェイムスの投稿で一番印象的なのは,バックのダブルバイセップスです.特に,バックのダブルバイセップスでの尻周りは,コンディションを推し量る上での指標になるのですが,サイズがあることに加えてストリエーションが走っていることから,相当にコンディションが良いことが分かります.デニスジェイムスのその他の投稿からも分かりますが,やはり,オリンピア 2020のビッグラミーはコンテスト前に相当に仕上がっていたということになります.
ビッグラミーのオリンピア 2020での勝利は必然だった
以上の投稿を見れば分かる通り,ビッグラミーのオリンピア 2020での勝利は必然だったことが言えます.
ミスターオリンピアの勝者は,ここ数年,コンディションが重視されている傾向があり,事実,2018年のショーンローデン,2019年のブランドンカリーは,コンディションがすばらしかったです.ただ,彼らの弱点として,ショーンローデンならば背中のサイズ,ブランドンカリーならば脚のサイズと,サイズが十分でない部位があり,これにより,ロニーコールマン,ジェイカトラー,全盛期のフィルヒースの様な完全なチャンピオンかと言われるとそうでもないという様な状態が続いていました.
それを打ち砕いたがビッグラミーであり,彼は,コンディションもさることながら,彼の最大の強みであるサイズもしっかりと残しており,彼はまさにボディビルダーとしては非の打ち所がないパッケージをもってきました.この状態のビッグラミーを倒すことは容易ではなく,もし,ビッグラミーが2020年のコンディションをキープしていくと,あと数年はビッグラミーの時代が続く可能性が高いと思います.
終わりに…
ビッグラミーが近況をアップデートしないことについては,「彼が自分自身の仕上がりに自身がない表れ」など,多くの批判があったことも事実なのですが,ここまで仕上がっているとなるとその様な雑音も封じ込めますね.
それにしても,改めて,オリンピアの前から素晴らしい仕上がりだったと思います.