ロニーコールマンのマインドセットは”別次元”

ロニーコールマン マインドセット

マインドセットは,思考パターン,つまり,「どの様に考え,行動するか」ということ指し,抽象的ではあるもののトレーニングをする上では非常に重要な要素の一つです.

このマインドセットについて,オリンピアを4度制したJay Cutler (ジェイカトラ―)は,チャンピオンになるためには相応のマインドセットが必要であることを述べており,彼の場合は,「自身を隔離する」重要性について指摘していました.

そんなジェイカトラ―ですが,彼の最大のライバルだったRonnie Coleman (ロニーコールマン)のマインドセットは別次元のレベルであったようで,それについて述べている動画を見つけたため皆さんとシェアしたいと思います.

ジェイカトラ―がロニーコールマンのマインドセットについて指摘した動画

ジェイカトラ―がロニーコールマンのマインドセットについて指摘した動画は以下です.

動画の作成元は,ジェイカトラーのPodcastであるCutler Castです.

動画の長さは,52:56です.

今回の動画ですが,ロニーコールマンのマインドセットに加えて,ジェイカトラ―のマインドセットについても述べられています.

ロニーコールマンの別次元のマインドセット

ロニーコールマンの別次元のマインドセットを説明する上で,ジェイカトラ―は1998年の出来事について述べています.

I competed for my first pro show in ’98 at the Night of Champions, and Ronnie won and Kevin was second. Everyone was shocked because that’s when Ronnie was really on the come up. For him to beat Levrone, who was top five in the Olympia forever, people were shocked by that but they knew Ronnie was coming into it.

That was in May, then here we are in September, in New York he won his first Olympia and beat everybody. I remember Chris hit me up and said he was drenched and doing cardio at an incline. Ronnie said he did an hour in the morning and an hour at night and look at the condition he brought. It was because he was super dedicated.

98年のナイト・オブ・チャンピオンズ (現在のNY PRO)で初めてプロ興行に出場して,ロニー (コールマン)が勝ってケビン (レブローニ)が2位でした.その頃,ロニーは飛ぶ鳥を落とす勢いたったのでみんな衝撃を受けていました.オリンピアで5位以内に入っていたケビンレブローニに勝ったので,みんな衝撃を受けていました. しかし,ロニーコールマンにとってはここからが本番でした.

それは,5月のことでした.9月のニューヨーク大会では 初のオリンピアを制し全員を破ったのです.Chris Acetoが私に電話をかけてきて,水浸しになりながら有酸素運動をしていたと言っていたのを覚えています.彼は朝1時間と夜1時間のトレーニングで,あのコンディションを手に入れたと言っており,それは,彼がボディビルにすべてをささげていたためです.

ミスターオリンピアを史上最多タイの8連覇を成し遂げたロニーコールマンについて,生涯,ほとんどのコンテストで勝利していたのではと考える人もいるかもしれませんが,実は,彼も中々,コンテストで勝つことができない時代もあり,例えば今回名前の出ているケビンレブローニにはNight of Champions 1992で敗れています

 

この投稿をInstagramで見る

 

Kevin Levrone(@kevinlevrone)がシェアした投稿

当時の実力としては,完全にケビンレブロー二の方が上でしたが,それを覆したのがNight of Champions 1998ということでしょう.

ただ,それでも,朝晩の1時間ずつしかトレーニングをしていなかったということから分かる通り (恐らく,当時はロニーコールマンが警察官としての仕事をしていた関係もあると思います),とんでもない集中力でトレーニングに臨んでいるということであり,だからこそジェイカトラ―は彼のマインドセットに驚嘆しているのでしょう.

実際に,ジェイカトラーは以上のロニーコールマンの状況を見て,以下のように述べています.

He had a switch like there was no world.

彼は,この世に存在しないスイッチ (=つまり,トレーニングをするときはとんでもない集中力を発揮するということ)を持っていました.

以上は,オンシーズンのときの出来事ですが,オフシーズンになると時間を気にせずトレーニングする姿勢を見て,ジェイカトラ―は以上の様に表現したのでしょう.

終わりに…

ロニーコールマンを表現する上で,高重量トレーニングが挙げられますが,やはり彼が凄いのはその継続性であり,彼自身もチャンピオンになるために重要であると指摘しています.

その中で,とんでもない集中力でトレーニングを行うことができるため,ジェイカトラ―は彼のマインドセットを異次元であると表現しているのでしょう.

関連記事