毎年ゴールデンウィーク中に行われてきたボディビルディングコンテストである,東京ノービスボディビル選手権(旧東京オープンボディビル選手権 (通称,東京オープン))にて,なかやまきんにくん (本名:中山翔二選手)が悲願の初優勝を飾りました.
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!
東京ノービスボディビル選手権(旧東京オープンボディビル選手権)とは
東京ノービスボディビル選手権(旧東京オープンボディビル選手権 (通称,東京オープン))とは毎年ゴールデンウィーク中に行われてきたボディビルディングコンテストであり,JBBFのコンテスト中でも指折りのレベルの高さで知られています.
ボディビルディングをあまり知らないという方でも,東京オープンの知名度というのは比較的高く,その理由としては2015,2016年にお笑い芸人のオードリー 春日俊彰選手がとある番組で東京オープンに出場したからであると考えられます.
まず,2015年ですが,以下の動画が残っています.
次に,2016年ですが,以下の動画が残っています.
いずれも,大人気筋トレyoutuber サイヤマングレートさんのyoutubeチャンネルの動画になります.
春日俊彰選手が東京オープン 2015に出場したときに,偶然,なかやまきんにくんが出場しており,そのときに,彼の本名が「中山翔二」であるということを知った方も多いと思います.
東京オープンですが,過去の優勝者を調べてみると錚々たる面々が名を連ねており,ボディビルディング競技で活躍したいのならば,東京オープンで優勝するのは一つの登竜門的な意味合いもあります.
そんな東京オープンですが,東京オープンボディビルディング選手権という名称は2019年が最後になり,2021年から,冒頭でも述べました通り,東京ノービスボディビル選手権と名称が変更になりました.その理由としては,JBBFは以下の様に述べています.
元々は「新人戦」としてその歴史をスタートさせましたが、徐々にレベルが高くなり、今となっては「もはや新人戦ではない」と言われるようになりました。東京の3大会の中では最もレベルが低い大会となっています。2021年より「東京オープン」から「東京ノービス」へと大会名が変更になります。(原文ママ)
(「最もレベルが低い大会」とありますが,東京都内では,東京ボディビル選手権,東京クラス別ボディビル選手権に次ぐコンテストレベルです.)
今回,名称変更となったノービス (= novice)は初心者という意味であり,そもそもの大会コンセプトに合わせた名称変更となっています.
そのため,出場資格というのも比較的,厳密に定まっています.
・過去の東京ボディビル選手権大会及び東京クラス別選手権大会、他道府県選手権大会、他団体大会のボディビルカテゴリーにおいて入賞経験のない選手(但し、ジュニア、ニューカマー、新人戦、地域オープン大会の入賞者は除く)
・過去の東京オープン選手権大会において同クラスの優勝経験のない選手(体重クラスや年齢に変更があった場合、出場可能とする)
・他道府県新人選手権大会において優勝経験のない選手
つまり,あまり,初心者とは思えないなかやまきんにくんが出場していたのは彼が東京オープンにて優勝していなかったことが理由であると言えます.
なかやまきんにくん,東京ノービスボディビル選手権で優勝
なかやまきんにくん,東京ノービスボディビル選手権で優勝ですが,以下のインスタグラムの投稿で知ることができます.
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今回のなかやまきんにくんの勇姿は以下の動画で確認することができます.
比較審査は,30:35-36:40,フリーポーズは1:04:29-1:05:32になります.
今回の動画を見るとわかりますが,なかやまきんにくんは非常にバランスが良かったと思います.
個人的には2位の選手も非常に素晴らしかったのですが,なかやまきんにくんとが違いを作れた理由は,尻のコンディション,後半のポージングでのミッドセクションのコントロール,そして,もっとも大きかったのはポージングではないかと思います.
なかやまきんにくんのポージングですが,かなり研究されており,サイドポーズをとったときの半身の角度,バックのダブルバイセップスをとったときの上体の角度などで他の人と大きな違いを作れていたのではないかと分析します.
終わりに…
なかやまきんにくんですが,今回優勝したことにより,日本クラス別ボディビル選手権大会 (通称,クラス別)に出場することができます.
東京ノービスボディビル選手権は,一応は,新人戦という名目であるため,出場選手も非常に限られていたわけですが,クラス別は正真正銘,日本中の多くのトップ選手が出場するコンテストになりますから,そこで,どれだけ活躍できるのか非常に楽しみですね!