我々の様な一般人が身体の大きさを測る指標の一つとして,腕の太さを比較するということがあり,一般的に腕の太さが40 cmを超えることがトレーニーの一つの目標でもあります.
今回,ミスターオリンピア史上最多タイの8連覇を成し遂げたRonnie Coleman (ロニーコールマン)とそのライバルであるJay Cutler (ジェイカトラー)が腕の太さを比較する動画を見つけたため,皆さんとシェアしたいと思います.
ロニーコールマンとジェイカトラーの腕の太さの比較した動画
ロニーコールマンとジェイカトラーの腕の太さの比較した動画は以下です.
動画の作成元は,ロニーコールマンのyoutubeチャンネルです.
今回の動画の長さは,1:43であり,2人が(恐らくゴールドジムの前で)上腕の腕の太さをメジャーで測定しています (このロニーコールマンがしているトレーニンググローブは,彼のトレーニング動画を良く見ている方ならお馴染みのものですね.).
この動画がいつ撮影されたものかは定かではありませんが,ロニーコールマンの口周りに結構しっかり髭が生えていることを考えると,個人的には,2007年なのかなと予想しています (ジェイカトラーに敗れたのが2006年であり,2007年はロニーコールマンが現役最後の年です.オリンピア 2007では,ジェイカトラー,Victor Martinez (ビクターマルティネス),Dextor Jackson (デキスタージャクソン)に次ぐ4位でした).
今回の動画のサムネイルですが,彼らは最大のライバル関係にあったものの,ジェイカトラーは「ロニーコールマンは自身のアイドルだった」と表現していることからも推察される通り,彼らは仲が良かったのは有名な話です.
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ロニーコールマンは約60 cm,ジェイカトラーは約57 cm
今回の測定にて,ロニーコールマンは23.5インチ (= 59.69 cm),ジェイカトラーは22.5 インチ (=57.15 cm)であることがわかります.
ロニーコールマンの腕の太さは約60 cm
まず,ロニーコールマンですが,改めてとんでもない腕の太さです.
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この写真は,彼がコンテストに出場しているものではなく,警察官の仕事 (ロニーコールマンは警察官の仕事をしていたことは非常に有名です.)をしているときに撮影されたものですが,上腕二頭筋のピークがとんでもないことになっています.
そもそも,彼は自身が腕が太いことを認識しており,全盛期には25インチ (=64.5 cm)近くあったという話もあるため,今回の記録は不本意ではありますが,それでもとんでもないレベルです (ちなみに,彼は自身で腕がストロングポイントであるからこそ,そこまでの頻度でトレーニングをしていなかった様です.).
ジェイカトラーの腕の太さは約57 cm
次に,ジェイカトラーですが,太さ自体はロニーコールマンに劣るものの,それでもとんでもないレベルの腕の太さです.
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ジェイカトラーは,決して上腕二頭筋のピークがないということや,上腕三頭筋が劣っているということはないのですが,やはり,腕というロニーコールマンのストロングポイントである部位と比較してしまうと見劣りしてしまう点があります.
今回の動画を見ていてもわかりますが,両者の上腕二頭筋のつき方は,結構大きな差があり,例えばロニーコールマンはピークがしっかりでるように上腕二頭筋が「ポッコリ」しているのがわかりますが,ジェイカトラーは上腕二頭筋のサイズ自体は大きいものの,そこまではっきりピークが出ないという感じです.
終わりに…
一般的な成人男性の平均値が28 cm程度であることを考えると,ロニーコールマンとジェイカトラーはそれに対して,2倍程度の太さがあるということがわかります.
また,前述した通り,一般的にトレーニングしている人の目標値として40 cmという腕の太さがあり,45 cmを超えている人はかなりのレベルで,50 cmを超えてくるとほとんどいないということを考えると,改めて,オリンピアを連覇する様な選手はとんでもないレベルにあるということがわかります.
ロニーコールマンのyoutubeチャンネルでは,彼が昔に撮影した動画を定期的にアップロードしているため,今回の動画を含めて非常に興味深いですね.