ロニーコールマンの壮絶な”手術記”

ロニーコールマン 手術

ミスターオリンピアを史上最多タイとなる8連覇を成し遂げたRonnie Coleman (ロニーコールマン)は,現役当時に凄まじい重量でトレーニングを行っており,その代償として合計14回もの手術を行ったことで有名です.

今回は,ロニーコールマン自身が当時の壮絶な手術を回顧する動画があったので,皆さんとシェアしたいと思います.

ロニーコールマンが自身の手術を回顧した動画

ロニーコールマンが自身の手術を回顧した動画は以下です.

今回の動画の作成元は,Don’t Be Sourです.

今回の動画の長さは1:01:45です.

ロニーコールマンが回顧する自身の壮絶な手術

今回の手術紀を語る上で,始まりはアーノルドクラシック 1996に遡ります.

When I herniated that disc in 1996 when I was getting ready for the Arnold Classic. Yeah, I was okay, I still did the Arnold Classic and still continued lifting heavy and working out every single day. I think just over time, you know, it wore itself out.

1996年,アーノルドクラシックの準備をしているときに椎間板ヘルニアになったんです.アーノルドクラシックに出場するために,重い重量を扱ったり,毎日トレーニングしたりしました.時間が経つにつれて椎間板がすり減ったんです.

最終的には,ロニーコールマンはアーノルドクラシック 1996を出場しなかったのですが,その背景には椎間板ヘルニアになったという背景があったようです.

以上を皮切りに合計14回の手術を行ったことが以下で述べられています.

I’ve had eight back, three neck, and three hip. I guess wear and tear. “I’ve had both hips replaced. My whole family has had both hips replaced. My brother, my uncles, so I guess that’s a genetic thing.

背中を8回,首を3回,腰を3回手術しました.消耗品なんでしょう.私は両方の股関節を交換したんです.私の家族は全員,両腰を置換しています.兄も,叔父も,だから遺伝的なものだと思うんです.

合計14回の手術をしたことについて,「消耗品」と笑いながら言い切るところからロニーコールマンの度量の深さが伺えます.彼の手術の原因は,ほぼ間違いなく,あの高重量のトレーニングが原因だと私も含めて多くの人が考えていましたが,特に股関節の置換手術を家族全員が行っているということを考えると,遺伝的に股関節が強くない家系なのかもしれません.

その手術の中で最も彼を困らせたのは,背中の手術だったようです.

The screws broke about four times and every time they would break, they would have to go in and replace it. Right out of surgery, I get to my room, nurse comes in and said, ‘Hey, I need to change your bandage.’ I’m like, ‘already?’ She’s like, ‘yeah.’ I turn over, pow! Right there in the hospital bed. It shattered my whole body. Like I said, it happened four times in a row.

ネジが4回ほど壊れ,そのたびに手術をしてネジを交換しなければならなかったんです.手術が終わってすぐに部屋に行くと,看護師がやってきて「包帯を変えなきゃ」と言うんです.私は,「もう?」と思って,寝返りを打つと「パーン!」と病院のベッドの上で体中が粉々になったんです.それが4回も続いたんです.

背中を繋ぎ合わせるためのネジが壊れるというのが想像しただけでも痛そうな感じがします.また,それを取り出してまた繋ぎ合わせるというのも,考えただけでも相当な労力ですし,かなり痛そうですよね.

終わりに…

特に,股関節の手術を行い,一時期は,もう二度と歩けないと噂されていた中で,再び彼が歩いているのは非常に素晴らしいことですが,やはり,合計で14回もの手術を行ったのは彼の遺伝的な側面もあるものの,高重量でのトレーニングの危険さを示唆していますよね.

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