2021 Legion Sports Festで優勝したShaun Claridaは，過去に212 lbsクラスのオリンピアも制していることから，オリンピア 2022に向けて，オープンクラスと212 lbsクラスの2つの出場権を持っています．
一方で，最近のSNSでは，彼がほぼ間違いなくオープンクラスに出場するということが一部の人の間で噂されていますが，それは事実ではないようです．
今回は，Shaun Claridaがオリンピア 2022に向けた出場カテゴリについて言及した投稿を皆さんとシェアしたいと思います．
Shaun Claridaとは
Shaun “The Giant Killer” Claridaは，1982年アメリカ生まれのプロボディビルダーです．身長は，157.5 cm，体重は79.4-83.9 kgです．
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彼は，身長が低い選手が多いと言われているボディビルダーの中でも，特段に身長が低く，その身長は157.5 cmになります．このため，主戦場は212 lbsクラスになり，彼はステージの上で身長は最も低い選手になるのですが，その身長で多くの身長の高い選手を破る姿から彼のニックネームは”The Giant Killer”とされています．
彼は，2005年からコンテストに出場し始め，2012 National Bodybuilding Championshipsでプロカードを取得しました．その翌々年からプロコンテストに出場し始めるのですが，そこからはかなり苦戦を強いられた印象が強いです．オリンピアには2015年に初めて出場しましたが16位に終わり，当時の彼はオリンピアに出場したものの，そこまで大きくなかったのが記憶に残っています．
躍進の年となったのが2018年であり，この年にNew York Proで優勝し，オリンピアでは過去最高の7位に入ります．この当時，まだ彼に大きく注目していませんでしたが，翌年のオリンピア 2019では驚愕のコンディションで3位に入賞し，オリンピア 2020では初優勝を飾ります．オリンピア 2021ではDerek Lunsfordに敗れ2位になりますが，両者の差は僅差であり，低い身長ながらこれだけの成績を残しているShaun Claridaは凄まじい選手としか言いようがありません．
彼は，基本的には212 lbsクラスを主戦場にしており，多くの選手が体重制限ギリギリで仕上げてくる中で，彼は体重にかなり余裕をもって仕上げてきます．ただ，外から見た感じは「あの低い身長にどれだけ筋肉が詰まっているのか」と良く評価され，Mini Ronnie Colemanとも形容されることがあります．
Shaun Claridaがオリンピア 2022の出場カテゴリについてそもそも問題になった動画
Shaun Claridaがオリンピア 2022の出場カテゴリについてそもそも問題になった動画は以下です．
動画の作製元は，OlympiaTVです．
動画の長さは58:49です．
今回の動画の中で問題になっているのはIain Valliereの以下の発言です．
Well, yeah and Clarida is doing the Open as well. So you have the two guys ahead of you out of the mix now. So that’s a wide open division
To my understanding, if he’s qualified in both, his choice is to do the Open. Don’t quote me on that, but I’m 92% sure.
そうだね，Shaun Claridaもオープンに出るよ．つまり，前の2人が抜けたわけだ．だから，この部門 (=212lbs)はみんなにチャンスがある．
私の理解では，もし彼が両方で資格を得たなら彼の選択はオープンをすることだ．引用しないでほしいが92％間違いない．
今回，Iain Valliereは，Derek Lunsfordもオープンクラスに行く前提で恐らく話をしています．これにより，彼は，Shaun Claridaもオープンクラスに行くと考えていることから，212 lbsクラスは多くの人にチャンスがあるカテゴリになったと述べているのでしょう．
ただ，これについてはShaun Clarida自身が異論を唱えます．
Shaun Claridaがオリンピア 2022の出場カテゴリについて言及した投稿
Shaun Claridaがオリンピア 2022の出場カテゴリについて言及した投稿は以下です．
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今回の投稿でShaun Claridaは以下の様に述べています．
“LET ME CLEAR THE AIR…
I’ve have NOT announced or made a decision on whether I was doing either 212 or Open at the Olympia. And the option of doing both is not off the table, as I’m awaiting the final decision from the IFBB and the committee on that.
So unless it comes directly from MY mouth, it’s all #FAKENEWS”
誤解を解いておくと….
オリンピアで212とオープンのどちらをやるか発表も決定もしていません．そして，IFBBと委員会からの最終決定を待っているので両方やるという選択肢はテーブルから外れていません．
だから，私の口から直接出てこない限りそれはすべて#FAKENEWSです．
つまり，今回，前に示したIain Valliereの発言は，根拠がないものでありShaun Claridaがオープンクラスのみで出場するわけではないということを明確に示しています．
実際には，まだ彼が，どちらに出るのか，それともどちらにも出るのかは不明であり，それについてはこれからの続報に期待が集まります．
終わりに…
Shaun Claridaは，オープンクラスに出場する可能性があるわけですが，仮に彼が本当に出場した場合を想定すると，彼の体重を考えれば快挙と言えますが，正当にジャッジしてもらえるのかが気になります．
というのも，Tampa Pro (タンパプロ)の結果で明らかな通り，オープンクラスはサイズがないとそもそものコンディションも評価してくれないような傾向があるためであり，それを考えると，Shaun Claridaにとっては厳しい戦いになるかもしれませんね．
