Shaun Claridaはビッグラミーとも互角に戦える

オリンピア 2020の212 lbsクラスで優勝し,オリンピア 2021では惜しくも2位になったShaun Claridaは”ミニロニーコールマン”とも表される圧倒的な仕上がりが特徴の選手になります.

そんな彼について,トップコーチの一人であるMilos Sarcev (ミロス)は,オリンピア 2020,2021のオープンクラスで2連覇を果たしたBig Ramy (ビッグラミー)と互角以上の戦いができると述べています.

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!

ミロスがShaun Claridaについて述べた動画

ミロスがShaun Claridaについて述べた動画ですが,以下の動画になります.

動画の作成元は,Generation Ironになります.

今回の動画は,10:24の動画になり,基本的にはミロスのクライアントの一人であるRegan Grimesに焦点を当てた動画になっています.オリンピア 2021直後にミロスと一緒に仕事をする様になってから抜群に仕上がりが良くなったRegan Grimesが2021 Legion Sports FestでShaun Claridaとマッチアップしたことから,Shaun Claridaの話に移行していきます.

そのときの話の中で,Shaun Claridaはビッグラミーとも互角に戦えるということが述べられています.

ミロスがShaun Claridaはビッグラミーと互角に戦えると考える理由

ミロスがShaun Claridaはビッグラミーと互角に戦えると考える理由として,ジャッジがしっかり機能し,身長に対する体重,ストラクチャーを考慮に入れたと前置きした上で,コンディションと筋肉のハードネス,ロニーコールマンを彷彿とさせるパンプ感を挙げています.

コンディションと筋肉のハードネス

まず,ミロスが指摘するのは,Shaun Claridaのコンディションと筋肉のハードネスです.

Shaun Claridaは,身長が212 lbsクラスでも非常に小さいことから,サイズで勝負する選手ではなく,冒頭でも述べた通り,信じられない位のコンディションで勝負する選手です.そのコンディションで仕上がった筋肉のハードネス (=硬さ)は,非常に硬そうに見え,ミロスはあまりの硬さに動画の後半で”まるで石の様”と表現しています.

すなわち,コンディションに関して,Shaun Claridaはほぼトップレベルある選手であると言え,コンディションにやや難を抱えているビッグラミーとも互角に戦えると判断したのでしょう.

ロニーコールマンを彷彿とさせるパンプ感

次に,ミロスが指摘するのはロニーコールマンを彷彿とさせる皮膚を突き破るかの様なパンプ感です.

この様な感想を抱いたのは,オリンピアの2日前にShaun Claridaのポージングを見たからであり,このときの彼のストラクチャーとパンプ感が合わさって,まるでロニーコールマンかの様な圧倒的な立ち振る舞いを見たからだと述べています.

実際に,ミロス自身が現役時代にロニーコールマンと同じステージに立っていたことから,この話もかなり信憑性があります.ミロスがこれだけ言うということは,やはり,Shaun Claridaはとんでもない逸材なのでしょう.

終わりに…

動画の最後では,Shaun Claridaのオリンピアの出場クラスについてミロスの意見が述べられています (Shaun Claridaはオリンピア 2020の212 lbsクラスで優勝していますから,オリンピアの同カテゴリには生涯,出場権があります.また,2021 Legion Sports Festのオープンクラスで優勝したことからオリンピア 2022ではオープンクラスでも出場権があります.).

ミロスは,「そもそも,オリンピアの出場権を獲得するということ自体が非常に難しいことなのだから,選手が複数カテゴリの出場権を獲得したのなら,両方出場できる様にした方が良い」と述べており,彼が212 lbsクラスとオープンクラスに出場することを非常に前向きに考えています.

もし,本当にそれが実現すれば,Shaun Claridaとビッグラミーのマッチアップが実現するわけですから我々としては非常に楽しみですが,コンディションが維持するのがかなり難しくなってしまい,どっちつかずの結果になってしまうことが懸念されますよね.

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