ミスターオリンピア 2019を制したBrando Curry (ブランドンカリー)といえば,上半身は非常に素晴らしい一方で,下半身,特に大腿四頭筋は非常に細いことで有名であり,彼の大きな課題となっています.
今回,ブランドンカリーが近況をアップデートしたので,彼の脚の状態を含めて皆さんといシェアしたいと思います.
ブランドンカリーとは
ブランドンカリーは,1982年,アメリカ生まれのプロボディビルダーです.身長は170 cm,体重は約116 kgから120 kgと言われています.
この投稿をInstagramで見る
ブランドンカリーは,NPC USA Championships 2008で優勝することでプロカードを取得します.
プロ転向後,初出場となったミスターオリンピア 2011では,いきなり8位に入り注目を集めます.ただ,Arnold Classic Brasil 2013などで優勝を果たしますが,そこからは2016年までは我慢の年が続きます.
彼が躍進したはの,2017年からになります.2017年は,New Zealand Pro 2017,Arnold Classic Australia 2017で優勝し,ミスターオリンピア出場を決め,再び8位に入ります
翌年のミスターオリンピア 2018では5位に入り,初のトップ5入りを果たすと,2019年シーズンの開幕戦となったArnold Classic 2019で優勝し,その勢いのままにミスターオリンピア 2019で初優勝を飾ります.
その後,ミスターオリンピア 2020,2021で2位,Arnold Classic 2022で優勝などの輝かしい戦績を誇ります.
以上の戦績の一方で,彼の脚の弱さについては継続的に指摘されており,彼が再びミスターオリンピアのタイトルを獲得するためには脚の改善が不可欠とも指摘する人も多いです.
ブランドンカリー,ミスターオリンピア 2022に向けて近況アップデート
ブランドンカリーがミスターオリンピア 2022に向けて近況アップデートしたという情報は以下の通りです.
この投稿をInstagramで見る
この投稿では,以下のように述べられています.
When do you think this was from? Current prep? Past prep?
現在か,それとも過去の状態か,どちらだと思いますか?
この投稿は2022/10/28にされたものですが,この写真自体は現在の彼の状態か,それとも,過去の彼の状態かについては正確には言及されていません.ただし,この投稿がミスターオリンピア 2022まで約7-8週間前にされたものであることを考えると,恐らく,これは現在の状態であるということが推察されます.
加齢の近況アップデートについて,ブランドンカリーのことをよく知っている方ならば,彼のこのような投稿は毎年されているということに気づくかと思います.彼は,活動拠点をクウェートのOxygen Gymに置いており,ミスターオリンピアの近くになるとOxygen Gymの更衣室の外でポージングをするのが習慣化しています.
つまり,以上を言い換えると,彼は毎年,同じところでポージングを行い,その脚が改善しているかどうかというのが多くの人の間で議論されるようになっています.
実際,ミスターオリンピア 2022に向けてのブランドンカリーの状態ですが,毎年のことになりますが,フロントポーズで見たときの彼の脚はかなり良いです.外側広筋の張り出しもありますし,内転筋周りの充実さも目を見張るものがあります.
一方で,それはあくまでもフロントポーズの話であり,彼が課題とするのはサイドポーズ,バックポーズを取ったときの脚のサイズ感です.実際,今回のポージングでもサイドポーズ,バックポーズを取っていないため,実際に彼が課題としているポージングでどの程度改善できているかは分かりません.ただし,フロントポーズの充実さが基本的には例年とそこまで大きく変わらないことを考えると,彼の脚のサイズが大幅に改善しているとは考えにくく,ミスターオリンピア 2022でも苦戦が想定されます.
終わりに…
一方で,上半身は相変わらず素晴らしく,丸々とした肩,しっかりとコントロールされたミッドセクション,腕の太さなどは相変わらず,彼の長所であると感じ,フロントポーズを見た限りでは,現状,相当良いでのはないでしょうか.