ウィリアムボナック,腎臓に問題を抱える

ウィリアムボナック

ミスターオリンピア 2022において,まさかの9位に終わったWilliam Bonac (ウィリアムボナック)ですが,ミスターオリンピア 2023の出場権を獲得するためには,いずれかのコンテストで優勝するか,コンテストで良い成績を収めポイントを稼ぐ必要があります.

そのためには,アーノルドクラシック 2023 in コロンバスオハイオは,非常に重要なコンテストとなるわけですが,本コンテストに出場を検討するにあたり,ウィリアムボナックは腎臓に問題を抱えていることを明らかにしました..

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.

ウィリアムボナックとは

William “The Conqueror” Bonacは,1982年ガーナ生まれのボディビルダーです.身長は170 cm,体重は102.1-106.6 kgです.

 

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彼は,2011年に行われたアーノルドアマチュア ボディビルディングのヘビーウェイトクラスで3位に入賞し,そこから注目を集めるようになりました.

彼の身長は170 cmとオープンクラスボディビルディングの選手とすると,身長がやや低いことから,彼はプロ転向当初は212 lbsクラスでコンテストに出場していました.実際に,212 lbsクラスで出場したPrague Pro 2013では5位に入賞しています.

その後,オープンクラスに転向し,Golden State Pro 2014でプロコンテスト初優勝を飾りオリンピア 2014に出場し,15位に終わります.

ただ,翌年のオリンピア 2015では8位と大きく躍進します.そして,その翌年のオリンピア 2016では遂に5位に入り,オリンピア 2017,2018,2019,2020,2021では3位,4位,2位,5位,6位と非常に安定した成績を残し続けているのが特徴的です (彼は,2015年以降,本当に安定した強さを誇っています.また,コンテストに出場すれば一定以上のコンディションを確実に披露しています.彼がここまで安定した成績を残せるのはコンディションもありますが,そもそも,身体の弱点が非常に少ないことも理由として挙げられます.).

ウィリアムボナックが腎臓に問題を抱えているという情報

ウィリアムボナックが腎臓に問題を抱えているという情報は以下です.

動画の作成元は,Muscular Development Magazineです.

動画の長さは,2:15:55です.

今回の動画の前半は,ミスターオリンピア 2022で大躍進したSamson Daudaへのインタビューであり,後半がウィリアムボナックへのインタビューです.

ウィリアムボナックは,ミスターオリンピア 2022の準備段階から異変を感じていた?

ウィリアムボナックですが,ミスターオリンピア 2022でまさかの9位に終わり,彼のコンテストプランが崩れたことを以下のように述べます.

To be honest with you, I didn’t even plan to do the Arnold Classic. I was so in belief of myself that I would do well at the Olympia, that I’d at least be in the top five and that I could sit a year out and prepare myself for the 2023 Mr. Olympia, but it didn’t work out that way. And I still didn’t want to do it because I had my blood check done

正直に言うと,私はアーノルドクラシックに出場するつもりはありませんでした.オリンピアでは良い成績を収め,少なくともトップ5に入り,1年間休んで2023年のミスターオリンピアに備えることができると自分の中で信じていたのですが,そううまくはいかなかったのです.それに,血液検査をしてもらったので,はりやりたくなかったんです.

恐らく,今回の発言から,ミスターオリンピア 2022の準備の段階で身体に何らかの異変を感じていたということが推察されます.だからこそ,血液検査を実施し,そこで腎臓の数値で芳しくない結果が出たことが,そもそも,彼がオフシーズンをしっかりと取りたかった理由なのだと思います.

ミスターオリンピア 2022でのウィリアムボナックですが,コンディションが良くはありませんでしたが,どこかに問題があるという感じはしませんでした.ただ,腎臓に問題を抱えていたからこそ,無理をすることができず,いまいちなコンディションでステージに上がっていた可能性は十分にあると思います.

ウィリアムボナックの腎臓の問題はアーノルドクラシック出場に影響

ウィリアムボナックは,アーノルドクラシックに出場を検討するにあたり,再度血液検査を行い,致命的ではないものの,やはり腎臓に炎症があることがわかったと述べています.

I was worried you know. I didn’t feel good. I thought maybe that something was wrong. I did my blood work. I told them [Arnold organizers], because they were asking me and I told them, ‘listen, if my blood work is okay, I’ll compete. If not, don’t bother me.’ Yeah, so I did that. To my surprise, everything was okay. A little bit of inflammation in my kidneys. I have to take measurements for that. I have some medicine to take but I can’t take it right now because I’m in prep because it goes against each other

心配で,気分が悪かったのです.何か問題があるんじゃないかと思ったんです.血液検査もしmさいた.アーノルドの主催者に聞かれたから,彼らに言ったんだ.『聞いてくれ、もし血液検査が大丈夫だったら出場する.そうでないなら出場しない』と.そう,だからそうしたのです.驚いたことに,何も問題なかったのです.腎臓に少し炎症がある様です.

今回の発言を総合すると,「腎臓に問題があるが軽微である」ということであるため,現状,アーノルドクラシックに出場する道は閉ざされていないということになります.

 

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ただ,今回,彼が自身で指摘しているように,彼の腎臓の問題は彼のEDs (Performance enhancing drug)の摂取サイクルに大きな影響を与えているようです.残念ながら,現在のオープンクラスの戦いにおいて,PEDsを摂取できないのは,かなりのディスアドバンテージを抱えることになり,アーノルドクラシックに出場できても厳しい戦いになりそうです.

終わりに…

故Cedric McMillan (セドリックマクミラン)もそうでしたが,最初は身体に少し不調を抱えるケースが,実は尋常ではない問題になり,死に至るということもあるため,身体に不調を感じているウィリアムボナックには少し身体を休めてほしい気持ちはありますね.

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